認知症が進行し以前とは別人のようになってしまった母だけど...ふと垣間見える本来の姿/ワフウフ

みなさんこんにちは!ワフウフです。

認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。

認知症になった母を精神的・経済的なDVで苦しめる父から逃れて、母は2019年4月に介護付有料老人ホームに入居しました。

【前回】母の認知症が進行している? 唇に歯磨き粉を塗る母の姿にショック...

認知症発覚から6年経ち、母は自分で着替えも出来なくなり、使用済み紙パンツを引き出しの奥に隠し込んだり何日も穿き続けたりと身だしなみにも気を使わなくなり、言葉や物の使い方もあやふやになってしまいました。

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母は元々ルールを守る生真面目な性格で、綺麗好きでキチンとした人でしたが、もはや別人のようになってしまいました。

ですが、ある日の糖尿病の通院の時のことです。

検尿コップを看護師さんに渡した後に洗面所で手を洗った母は、ペーパータオルで手を拭いた後、洗面台の周りに飛んだ水滴をキチンと拭き上げていました。

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認知症になって当たり前の事が出来なくなり、色々な事を忘れてしまっても、母は自分の後に洗面所を使う人の為に洗面台を綺麗にしておこうという気持ちがまだ働くのです。

足が弱っているので掴まらないとフラフラしてしまうのに、一生懸命に洗面台を綺麗に拭いている母を見ていたらなんだか胸が詰まりました。

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これだけ認知症が進んでしまっていても、こういうちょっとしたところでまだ本来の母が垣間見える事があるのです。

そんな瞬間がこれからあとどれくらい見られるんだろうなと思うと切ない気持ちでいっぱいになりました。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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ワフウフ

アラフィフの主婦。昭和を引きずる夫、大学生の長男、高校生の長女の四人家族。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。電車で1時間半強かかる場所に住む実母の生活のフォローに姉とふたりで四苦八苦する毎日を、イラストと笑いと毒をほんのり混ぜながらブログに綴る。

ワフウフさんのブログ:「アルツフルデイズ」


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