トランプ関税の影響で株価が下落...それでも私が「何もしない」理由は/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】トランプ政治で世界的に株安に!? こんな状態でも変わらず投資を続ける理由

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こんにちは。斗比主閲子と申します。既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層です。 ※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

相変わらずのトランプ関税の影響で、株価は下がって、急激に円高も進んでいます。

最近投資を始めて、海外株式への投資をしていた人はいきなり含み損が大きくなったことに驚いているかもしれません。

今は昔となりますが、2008年のリーマン・ショックの時に、私も投資していた資産が4割ぐらい下がった経験があります。

その時にどう対処したかというと、投資資産の合計金額自体は自分の全財産全てではなかったし、私生活が忙しくなって、しばらく投資のことを考えることがありませんでした。

つまり、何もしなかったというのが対処になります。

「投資をして大きな損が出たのに、何もしないの!?」「何か出来ることはないの??」と思われるかもしれません。

もちろん出来ることはあります。

例えば、損が実現してもいいから、保有している資産を売ってしまうというのも判断です。

他には、株価が下がっているのだから、もっと投資をしようとするのも判断です。

出来ることはあっても、それが何が正解かは誰にも分かりません。

下落時に損失を確定して売ってしまった後に株価が戻ることもあるし、追加投資をした後に株価がもっと下がることもあります。

絶対的な正解はありません。

私の場合は、リーマン・ショックの時にたまたま何もしなかったわけです。

では、今回はというと、今回も特に何もしていません。

何もしてはいませんが、リーマン・ショックの時との違いは、"意識的に"何もしてないということです。

さすがに長く投資を続けていると、リーマン・ショックから始まり、今回のトランプ・ショックと同じようなことは何度も経験してきています。

短期的な下落というのは株式投資の世界では当たり前に起こるということを知っているので、これまでの投資してきた資産が多少目減りすることは許容できるようになりました。

だから、今回は「ああ、これまでに経験してきたことと同じだ」と思い、意識的に何もしないことを自分で決めました。

現在、自分がどう投資をしていいか悩んでいる人にもしアドバイスがあるとしたら、売ったり・買ったりの判断には何も言えませんが、「動揺して日常生活がおぼつかないぐらいなら、投資で"リスク"を取りすぎていると考えるといい」というのは言えると思います。

ここでの"リスク"というのは、資産が上下する幅と考えてください。

大きく上下する可能性がある投資をリスクの高い投資、上下が少ない投資をリスクの低い投資と言います。

まず、投資金額自体を自分の財産のうち一部だけにしていれば、損失額は限定的です。

当たり前ですが、10万円投資をしていて10%減っても1万円の損ですが、1000万円投資をしていて10%減ったら100万円の損と、損失額は大きく異なります。

また、投資する商品でも上下の幅には差があります。

今回は債券価格も下がっていましたが、一般的には株式投資よりも債券投資の方が上下動の幅は少ない傾向にあります。

投資の仕方は人それぞれで違いがありますから、投資の結果にも違いがあります。

リスクのある投資をしていれば、大きく上がることもあれば、大きく下がることも起きるのです。

どうしても投資資産の上下が気になりすぎる場合は、この機会に「自分はリスクを取り過ぎていたかも?」と、投資する金額や投資先を見直してみるのは良いことだと思います。

今日のところは以上です。

どなたかのお役に立てれば幸いです!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフィフ、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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