認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の2人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は「義叔母さんのミンクのコート」をご紹介します。
【前回】「お、お義母さん?」物への執着が強い認知症の義母。しかし「意外な理由」であっさり解決!
おばさんに呼ばれて、開口一番...
おばさんは、高価なミンクのハーフコートを持っています。
最近、それを私に着ろとうるさい。ミンクの毛皮といえば、成功した企業家の奥様とか美意識の高い芸能人とか高級クラブのママさんのイメージが強い。
私など、とてもとても着こなせるものではありません。
返事に困っていると...
お義母さんに貸す気は全くないと、なぜかひどく怒られました(汗)
おしゃれが大好きな姉妹なのに、洋服の貸し借りはいつもギクシャクする。
フェイクファーが主流の時代に育った私にとって、本物の毛皮なんて会う相手によっては強烈な嫌悪感を与えそうでT・P・Oも難しいのでは...
ひーっ!あの時かっ!
私たちは恋愛結婚だったのですが、当初はお義母さんもおばさんもこの結婚に反対だったと聞いている。
やはり、あのミンクのコートは我が家に対するなんらかのメッセージだったのかもしれない(汗)
ということで...
こうして嫁は、無事おばさんの「着ろ着ろ」攻撃を回避しました。
ちなみに、お義母さんはアストラカン(子羊の毛)のロングコートを持っていますが、着ているところは見たことないです。
前回のお義母さんのカーディガンといい、このミンクのコートといい、我が家のタンスの肥やしは増える一方でした。
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