夫が脱サラして始めた居酒屋を夫婦二人三脚で営んできました。
ところが、夫と常連客だった女との浮気が発覚。そして離婚...。
現在の私は一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
▶前回|パート先のオーナーに嫌われシフトまで減らされて...ついに叫んだ「辞めさせていただきます!」
ワタクシ、若い頃から飲食店を始めとする色々な職場で働いた経験があります。
転職の理由はより良い条件の仕事を選んでいたから。
人間関係が嫌で辞めたのは、離婚後初めて勤めた飲食店だけでした。
例えば結婚当初、旦那の安月給では暮らしがおぼつかないので、近所に新規オープンした大手のファミリーレストランに応募しました。
2歳になるかならないかくらいの娘を連れて面接に行き、結果合格になりました。
レストランでの勤務は夜の10時から深夜2時までの4時間。
旦那が仕事から帰って来て食事やお風呂等を終え、寝かし付けた娘を旦那に任せて私は仕事に行っていました。
旦那は私がアルバイトをする事に一切口出ししませんでした。
て言うか、私が働かなければ旦那の給料だけだと生活はギリギリでした。
そして1年後には転職をし、ゴルフ場内にある託児所付きのレストランで働きました。
それから保育所に入所する事が出来たので、家の近所の工場で働きました。
何処の職場でも楽しく働けた事を覚えています。
さて、離婚後たったの2カ月で仕事を辞めてしまった私は次の職探しを始めました。
スマホで探したり、街に置いてある就職情報誌を見つけては持ち帰っていました。
そのうち何箇所か面接に行きましたが、反応が良くて期待した所もあったけど結果はことごとく不合格。
半ば諦めかけていた頃、大手のレジャー施設がシニア枠で募集していたのを見つけました。
当時60歳になったばかりの私はコレだ!と思い、早速応募しました。
大手というだけあり、かなりの募集人数ではありましたが、それを上回るであろう人々が面接会場に集まっていました。
エンターテインメントを主な業務とするこちらでは、今までに経験した事のない様々な試験がありましたが、楽しんで受ける事が出来ました。
結果は見事合格。
私は新しい職場のレストランで働く事になりました。
大きなレストランの中には色々な持ち場があり、最終的にはローテーションになるのでひと通りの内容を覚えなければなりません。
それなりに大変な仕事でしたが、社員教育等もしっかりとしていて、人間関係で嫌な想いもする事も無く、私は少しずつ職場の仕事に慣れていきました。
65歳になると定年となる職場ではありましたが、このままいくと定年までは何事もなく働けるだろうと喜んでいました。
そんな順風満帆だった私の離婚後二度目の就職は、思いもかけない不運に見舞われる事になりました。
その理由は...
そう。世界的に流行したあの流行り病でした。
レストランは次第に閑散とし始めて、最初のうちは何とか仕事を私達に割り振ってくれていた会社もついに限度が来たようでした。
ある日、私を含むかなりのパートさんに解雇通知が出されました。
いずれ流行り病が治まってまた普通に営業再開出来た時には優先的に採用する予定ですと言われましたが、その再開時期が見込めない以上、待っている余裕は私にはありませんでした。
こうして私は再就職した二度目の就職先を僅か半年余りで辞める事になり、離婚後三度目の職探しが始まったのです。
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