ひどい男尊女卑!彼の友人が集まる宴会で「女だから」と一人で給仕役をやらされて/くるぴた

皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。

【前回】他人のゴミを漁るマンション清掃員。気に入った服を引っ張り出して「今日は大漁だわ!」って...

ひどい男尊女卑!彼の友人が集まる宴会で「女だから」と一人で給仕役をやらされて/くるぴた taikenki_kurupita71.png

これは昔、私が20歳過ぎの頃に体験した話です。

当時、私にはお付き合いしていた彼氏がいました。

共通のオタク趣味があって、サークル活動が縁で付き合うようになったのです。

2人で会う時は、映画やイベントなどの趣味を軸にして、一緒に楽しむといった交際をしていました。

そんなある日、デート当日に待ち合わせ場所で、突然「今日は仲間内で集まることになったから、今から一緒に行って」と有無を言わさぬ感じで言ってきました。

聞けば、私達が入っていたサークルとは別の人脈の友人とのこと。

前日までそんな話を聞いてなかったので、少し戸惑いましたが......

彼の友人に紹介してもらえる間柄になったのだと嬉しく思い、了承したのです。

集合場所は、元彼の友人の中でもリーダー格の男性の自宅。

その人は学生の私達より10歳近く年上の既婚者で、その他の友人は7、8人いて全員元彼と同世代の男子大学生でした。

玄関で「お邪魔します」と頭を下げて、広い和室に通されると、部屋には長い座卓が2つ、くっつけるような形で置かれていて、座布団が10枚並べられていました。

先に元彼が座布団に座ったので、その隣に私が座ろうとすると、リーダー格の男性が「今日、うちの嫁が出掛けてるから、その子に支度やってもらって」と、私を指さしながら元彼に声を掛けました。

私が驚いて絶句していると、元彼は、私に向かって「そういう話だから、ちょっとやってもらえる?」と言ってきたのです。

その家の奥さんがいて、そのお手伝いとかなら、百歩譲ってまだ分かるけれど、当日まで名前も知らなかった人の家の台所に入って、宴会の支度を一人でやるなんて......

しかし、嫌とは言えない雰囲気でした。

Aさんの奥さんは不在でしたが、最低限の支度はしておいてくれたようです。

キッチンには大きいお盆が置いてあり、そこに割り箸と伏せたグラスが置かれ、すぐ横のキッチンワゴンには持ち帰り寿司の大きなパックと、フライドチキンのバーレルが2つ。

戸棚の上にはパーティ用の紙製の小皿が置かれています。

しかし、見ず知らずの人間が自分の城であるキッチンに立ち入って、戸棚を開けたり、冷蔵庫を開けたりされるなんて......

私だったら絶対に嫌だと思うのですが、Aさんの奥さんはそれで大丈夫なのでしょうか。

とりあえず食器と料理や飲み物を座卓に並べ、席に着きましたが、元彼以外は全員が初対面。

趣味の話も、微妙に私が知らないジャンルの話で、付いていけません。

しかも、その場で紹介されるでもなく、「醤油がない」「ビールがない」「小皿が足りない」「酒以外の飲み物を持ってきて」などと指図され、何度も席を立ちます。

気疲れするばかりで、もう一刻も早く帰りたいとしか思えませんでした。

こんな場に連れていかれると知っていたら、絶対に断っていたのに......

そんなこんなで宴が終わり、帰路に就いた頃。

私は、何食わぬ顔の元彼に思い切って声を掛け、正直な気持ちを伝えたのです。

「こんなことになると知ってたら、付いて来なかった。初めて来た知らない人の家で、その家の奥さんもいないのに、台所とか冷蔵庫とか、勝手にあちこちいじるのが、すごく嫌だった。○○(元彼)さんは、あんなのが当たり前だと思う?」

「俺も今日、奥さんが留守だとは知らなかったし......でも、女はお前一人しかいないんだから、お前がやるのが普通じゃないの? 後からそんなグズグズ言われても......」

何と言うか......こう、悪かったとか、もう同じ状況にならないようにするとか、そういう言葉は一切なく、あの状況に馴染めない私が悪いかのような対応。

彼には男尊女卑の傾向があるとは、もともと感じていたけれど、それが露わになった一瞬でした。

その彼とは結局別れてしまったけれど、それで正解だったと思います。

後に結婚した元夫とも離婚しましたが、それでも結婚生活は十数年続きました。

ですが、これがもし元彼だったら、もっと早く結婚が破綻していたと思います。

結婚生活は2人だけの問題ではなく親戚や友人関係も絡んでくるもの。

あれが当たり前の価値観の人達が周囲にいて、あんなことが何度も続く......そんな生活は、私では絶対につとまりません。

この話を知って「元彼はおかしい」と思う人が多数だとは思いますが、もしかしたら「その場にいたら女が給仕するのが当たり前」と思う人も、いらっしゃるかもしれません。

物事の考え方はひとつではありませんから......

でも私には、到底受け入れがたいことだったのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子もないアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP