母と娘の大切な時間...子どもの想像力を育む「お風呂タイム」の秘密

「40代の女性です。娘と私の一風変わった、でも大切なお風呂時間。ずっと続けたい心も体も温まるひとときです」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■我が家のお風呂は母子の会話タイム

私(40歳)と娘(8歳)は毎日一緒にお風呂に入り、湯舟で今日のテーマを決めて想像のお話をする、という習慣があります。

本に出てくる主人公のしゃべり方を想像して話してみたり、アニメの主人公の特技を考えてみたり、「真実は分からないけど想像は自由だ!」という精神で楽しんでいます。

ある日のテーマは「アニメの主人公が勉強しない理由」でした。

そのとき娘は「今日、首痛いねん。明日マッサージいこかな。とか思っているから勉強しない」と言いました。

首が痛いから勉強をしない...という訳です。

実はこれ、私が掃除をサボるときによく使う言い訳で、娘は私の何気ない一言をよく聞いて、ちゃっかりネタにしたのでした。

関西生まれ関西育ちの私と娘には、ボケとツッコミが根付いているのかもしれません。

こんな感じでおしゃべりしているのですが、テーマを決めると話しやすくなり、わくわく度が増すところが気に入っています。

娘が幼稚園の頃、先生から「娘さんが桃太郎をまったく違う話に作りかえて、一生懸命お話してくれましたよ」と伝えられました。

そうした想像の世界を広げたのは紛れもなく、日々の私と娘の湯舟タイムだと確信したものです。

■癒すのは身体だけじゃない、心身共に満たされるバスタイム

私はフルタイムの仕事、娘は学校と習い事があるため、平日はじっくり話す時間がありません。

1日の仕事や学校の話は、私、夫(47歳)、息子(13歳)、娘がそろう夕食のときに話すようにしています。

意見を言い合い、それぞれの生活を理解し合えるように大切にしたい時間です。

寝る前の少しの自由時間はスマホを見たり音楽を聴いたりして、自分の趣味に没頭したいもの。

だからこそ、娘と共有するお風呂タイムは特別なコミュニケーションの場であり、柔軟な考えを生み出すのにぴったりな時間になっています。

私がへとへとに疲れて、テーマを考えられない、頭がまわらない、なんて日もあります。

そんな日は娘が「今日はお母さんが元気になる言葉を言うのがテーマ!」と言って、たくさん優しい言葉をかけてくれます。

娘が元気のない日もあります。

そんな日は「シューベルトの『魔王』を全力で歌う!」と私が提案すると、「さすがに難しすぎるわ!」と、娘の明るい笑顔が戻ります。

お風呂タイムのおかげで、娘の純粋で真っ直ぐな想像力に触れて気づくことも多々あり、言葉の勉強にもなります。

娘がこれから創り出す世界に、なにか少しでも影響を与えられていたらいいな、そんな時間であり続けられたらと思います。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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