「私は会話の中に、オノマトペを使うのが習慣になっています。海外在住の私にとって、日本語のオノマトペは、現地の人たちとのコミュニケーションツールの1つにもなっています」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■意外と役立つコミュニケーションテクニック!?
私(47歳)は日々の会話の中に、オノマトペを入れるのが習慣となっています。
ご存知の方も多いでしょうが、オノマトペとは自然界の音や声、そして物事の状態や動きを音で表現したもので、擬音語や擬態語のことです。
たとえば「テクテク歩く」とか「ご飯をパクパク食べる」といった感じです。
私は現在、海外在住なのですが、このオノマトペを取り入れたコミュニケーションは、現地でも結構役立ちます。
その場に応じたオノマトペをサラッと口にするだけで、相手との距離を縮められることもあります。
とりわけ、かわいく聞こえるオノマトペは外国人に評判がよく、場を盛り上げるのに最適です。
以前、知人のホームパーティーに参加したときのこと。
その家にはやや太り気味の犬がいるのですが、とても人懐こく、撫でるとすぐにお腹を上に向けてゴロ~ンと転がります。
私がぼってりしたお腹を人差し指で押しながら「プニプニ」と言うと、周りにいた人たちが「プニプニって何? カワイイ」と反応し、場が盛り上がりました。
さらにその家にいる毛足の長い猫を抱いて「モフモフ~」と言うと、これまたウケました。
また、私は幼少期からの癖でスズメを「ピッチュン」、鳩を「クルッポ」などと呼んでいるのですが、これらもおもしろいと好評です。
海外でも猫を「meow(ミャウ)」と言うことがありますが、日本語版は響きがキュートなようです。
マーケットでリンゴを地面へ落としてしまった際に、思わず「コロンコロンコロ~ン」と口走ると、お店の人が笑顔になり、まけてくれたこともありました。
他には「チューブからプニュっと出す」「紙のフタをペロンとはがす」など、動作も交えながら使用すると、現地の人も笑顔になってくれます。
■言葉が不自由でも相手に気持ちを伝えられればOK
もともと私は、外国の方とのコミュニケーションで困った際に、ジェスチャーと一緒にオノマトペを使っていました。
最初は意識してではなく、相手に何かを必死で伝えようとした際に、自然と口から出ていたのです。
そのうちにオノマトペがコミュニケーションツールとして大変便利なことに気付き、現地語でのやり取りに不自由がなくなった現在でも多用しています。
ちなみに、私の夫(49歳)もオノマトペにハマった1人。
20年ほど前の知り合って間もない頃、会話中に「クックックッ」と、妙な笑い方をすることがよくありました。
普通に話しているときでも笑うことがあったため、不思議に思い理由を訊いてみると、私が口にするオノマトペが面白かったそうです。
いまから振り返ってみれば夫との縁は、オノマトペによってもたらされたんだな~なんて勝手に思っています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。