<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:54
プロフィール:専業主婦の妻と大学生の息子・中学生の娘の4人家族の父です。まだまだ子供に手がかかり夫婦だけの時間がなかなか持てません...。
今年80歳になる母の話です。
母は、子どもの頃に父親を病気で亡くし、金銭的に苦労した経験から、節約にかなり執着していました。
私が物心ついた頃からずっと、テレビなどで取り上げられる節約レシピや、お金の節約になる裏技などは、たいてい実践していました。
一方、父は普通のサラリーマンで、周囲と比べても収入が少ない訳ではなかったようで、よく質素な暮らしぶりに不満を言っていました。
そして、私も父に感化され「母親はなんてケチなんだろう」と思い続けていました。
私も大きくなると節約を徹底されるようになり、友人たちが帰り道に自動販売機でジュースを買うのを横目に、水筒のお茶を飲むような侘しい青春を過ごしていました。
社会人になって1人暮らしを始めると、ようやく母の節約令から解放!
仕事帰りにコンビニでスイーツを買って帰るような、ささやかな贅沢を楽しめるようになり、妻と出会い結婚しました。
しかし、20年前に私たちに子どもが産まれると、母は再び私や家族に対して節約を指示するようになってきたのです。
実家から独立した後は、母も特に口うるさく言わなくなっていたので、私の妻は母のことをよく知らずに寛容な人だと思っており、豹変ぶりにとてもびっくりしていました。
母は、妻に対してこと細かく節約を指示し、毎日の献立や予算にまで口を出し、節約メニューを作りなさいと言うようになりました。
妻は、自分は別に散財しているわけでもないのに、ここまで節約を指示されることに耐えられない、こんなお義母さんとはやっていけないので離婚したいとまで言うようになってしまいました。
私は慌てて「私たちは自分たちなりの考え方があるのだから、一方的に節約するように言わないでくれ」と、母に強く言いました。
母もさすがに嫁に対して言い過ぎたと気づいたのか、しばらくの間は何も言わなくなったのですが、それも長く続きませんでした。
しばらくすると、再び何かと理由をつけて母が我が家に来るようになり、妻への小言も復活。
私が抗議しても「あなたたちが将来お金に困らないように助言しているだけだ」と言い、聞く耳をもちません。
そして、その後も何食わぬ顔をして我が家に来ては、私や妻に細かい節約指示を出し続けてきます。
「もう来るな!」と言いたいところなのですが、母は孫である私の子どもたちには甘く、子どもたちもすっかりなついているので、言うことができません。
もういい加減にしてほしいと思いつつ、どうにもできない状態にいまもモヤモヤし続けています...。
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