<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:43
プロフィール:私(43歳)、夫(53歳)、小学6年生の息子の3人暮らし。
私の父方の祖母(97歳)は数年前から介護施設に入っていましたが、2023年6月、老衰で寝ている間に穏やかに亡くなりました。
大往生だったのですが、なんと母(73歳)と父方の親戚で争いが勃発してしまったのです。
父は3人兄弟で、上から長男のCさん(既に他界)、次男の父(73歳)、末っ子の長女Eさん(70歳)です。
Cさんには1人娘のDさん(40代後半)がいます。
Dさんを産んですぐ、Dさんのお母さんは亡くなっています。
Dさんは母の顔を知らず、父親であるCさんと祖母の3人で暮らしていました。
ところがDさんが小学校に上がる前、父親であるCさんは不慮の事故で亡くなってしまいました。
Dさんはその後、近くに住むEさん家族のサポートを受けつつ、祖母とずっと2人で暮らしてきました。
一方、祖母と私の母の仲は険悪でした。
理由は、祖母が私の父と母の結婚に反対していたからです。
そのため、帰省は私と父だけで、母は決して行きませんでした。
私が生まれてからは、祖母はしょっちゅう手作りの無農薬野菜やお米、地域の特産品を年に何度も我が家に送ってくれていました。
年末には、つきたてのお餅にお年玉、祖母の手編みのマフラーを送ってきてくれましたが、母自身が祖母と話すことは一切なく、私にお礼の電話をさせていたくらいです。
そんな母は、亡くなってからも祖母が許せなかったようです。
祖母のお通夜も葬儀も頑として「出席しない」と言い張り、父だけを行かせたのです。
そんな冷たい母の行動に、Dさん、Eさんをはじめ、父の親戚たちはカンカンになっていました。
そして、さらに母は呆れることを言い出しました。
祖母のお葬式の喪主は、長年祖母と2人で暮らしてきたDさんが務めました。
みんなも納得の上でです。
しかし、母はこれが気に入らなかったようで、四十九日の法要を終えてもおらず、Dさんがまだ相当気落ちしている中、こんなことを言い出したのです。
「相続人は夫(父のこと)とEさんでしょ。Dは関係ない。祖母と2人で住んでいた大事な家って言うけれど、いつまで住む気なのか、図々しい」
娘の私も信じられない発言でした。
さらには、昔から母の言いなりで、この発言に反論しない父も情けないと思いました。
祖母の家は田舎にあり、古くから代々その土地に住んでおり、多くの土地や山林などを所有しています。
いま、それを誰がどう相続するか揉め始めています。
私はDさんがずっと祖母と2人で支えてくれたので、父ではなく、DさんとEさんの2人にできるだけ相続してほしいです。
でも、法律的な相続人は祖母の子どもである父とEさん。
それを強く主張してDさんを外そうとする、血も涙もない母。
そんな母に言い返せない父...うんざりです。
天国で祖母も悲しんでいるのではないかと思うとやりきれません。
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