皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】「収入は月5万円」会社が傾いても転職活動しない夫。ようやく履歴書を買ってきたと思ったら
結婚していた頃、私はほとんど近所付き合いをしていませんでした。
マンションだったので、共有部分で他の人と顔を合わせたら挨拶をする程度です。
そんな中、右隣の部屋に住んでいた奥さんとだけはたまに立ち話をする間柄でした。
その奥さんは私より10歳程度年下でしたが、猫を飼っていた経験があり子どもがいないという共通点があったのです。
それぞれが共働きなのもあって互いの家に招くことはありませんでしたが、顔を合わせれば軽く近況などを話していました。
一度奥さんが鍵を持たないままゴミを捨てるためにマンションを出てしまってオートロックに締め出されたとき、うちのインターフォンにSOSが来て、鍵を開けたこともあります。
そんな感じで、お隣とは近すぎず遠すぎず、程よい距離で付き合いができていると思っていたのですが...
私と元夫との関係が悪化して、離婚を考えるようになった頃、急に隣の奥さんから避けられるようになったのです。
ある日の夕方、買い物に行こうとエレベーターを待っていると、ちょうど隣の奥さんが乗っていました。
私がいつものように挨拶をしようとすると、奥さんがふいっと露骨に私から視線を外したのです。
普段だったらむしろ奥さんの方から笑顔で挨拶をしてくれるところだったのに......
「こんにちは」と一応声を掛けましたが、返事はありませんでした。
2度目はマンションのすぐ近くの交差点で、道を挟んだ横断歩道の向かい側で奥さんが信号待ちをしていたのが見えました。
このまま信号が青になれば私達はすれ違うことになります。
すると奥さんは私の姿に気付いた瞬間、急に進行方向を変えて、こちらではなく左に向かって曲がっていったのです。
たまたまそちら方面に用事があったのかもしれません。
でも1回目の時も含め、私を見る目が以前とは違って冷たく感じられました。
初めは全く心当たりがなく、何か自分が彼女の気分を損ねるようなことをしてしまったのかと悩みました。
しかし、数日後の朝、その答えが解るような出来事が......
朝、元夫を仕事に送り出した後、靴を整理しようと思って玄関先に行きました。
玄関のドアの向こうはすぐエレベーターホール。
元夫はそこで遅いエレベーターが来るのを待っています。
靴を磨こうと手に取った辺りで、隣の玄関扉が開く音がして 「おはようございます」 という声が小さく聞こえてきて、ハッとしました。
例の奥さんです。
奥さんは元夫と何かしばらく話をしていました。
何を話しているのか、よく聞こえません。
思わず玄関のドアに耳を寄せてもハッキリとは聞き取れません。
でも元夫が愛想よく奥さんと何かを話していて、奥さんが「大変ですね」と元夫に言ったのがなんとなく聞こえました。
隣の奥さんは元夫と出勤時間がほぼ同じ。
私よりも元夫との方が、話す機会そのものは多かったと思います。
以前から朝のエレベーター待ちの際に、元夫と隣の奥さんがよく話をしているのは知っていました。
元夫はいつの間にか奥さんに私の悪口を吹き込んで、自分の味方につけていたのです。
奥さんの方も、私とも普通に会話をしていていたのに、両方の言い分を聞かずに元夫の話だけを鵜呑みにして、こちらを避けるようになったのだと、少なからずショックを受けました。
せめて両方の話を聞いて、どちらが本当のことを言っているのか、判断してくれればよかったのに......
私は出て行く側の立場で、マンションに残る夫は周囲の人に離婚したと言うのがわかってしまう状況で、少しでも居心地を良くしたかったのかもしれません。
ですが、やり方が汚いと思いました。
長年住んで思い出も多いマンション。
すでに元夫も引越して居なくなっていますが、あの事を思い出すたびに怒りが湧いてしまうので、用事が無ければなるべく近寄らないようにしています。
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