<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:48
プロフィール:東北地方の会社員です。妻と2人暮らしです。
私の妻(50代)の友人夫婦、A夫さんとA美さん(共に50代)の話です。
私たちとA夫妻は仕事関係で知り合ってから10年以上の付き合いになります。
妻の勤めていた会社の取引先がA夫妻の経営する個人事務所で、取引を続けているうちに妻がA美さんに気に入られて、個人的な付き合いをするようになりました。
そうして、私も含めて家族ぐるみで付き合うように。
A夫妻が経営する個人事務所は、A夫さんが主に経営していて、A美さんがフォローする形で成り立っていました。
法律関係を扱っていることもあり、A夫さんはとても物知りで、しゃべりも達者。
頭の回転も速くて、すばらしい方です。
しかし、個人事務所を軌道に乗せるまで苦労してきたからか、いまは自信過剰になっているようで、上から目線の性格が会話の中に見え隠れします。
A夫さんは会社員を下に見ているらしく、会話の中で「サラリーマンって儲からないでしょ?」とか「今年は年収〇〇円になりそう」などマウントをとってきます。
私は会社員を長くやっていて、偉そうな経営者には何度も会っているため、自慢話をされても気にしませんが、やはり面白くはありません。
頻繁に会うことは避けつつ、たまに会う程度の付き合いを続けていました。
そんなA夫妻に突然、離婚の危機が持ち上がってきたのは2022年のことです。
「A夫妻、もしかしたら離婚するかもしれないって」
ある日、妻が私に報告してきました。
「え? 何かあったの?」
私が聞くと、妻が事情を話し始めました。
どうやらA夫さんのモラハラがとてもひどいのだとか。
A美さんは結婚当初からずっと堪えに堪えてきたのですが、とうとう不満が爆発してしまい、離婚届けを突きつけたとのこと。
A夫さんは仕事でも家庭でも思うようにならないとA美さんに八つ当たりし、家事についても小姑のように細かく突っ込んできて、延々と説教していたそうです。
「だからお前は駄目なんだ!」がA夫さんの口癖で、毎日のようにA美さんは叱られていたそう。
さらに、A夫さんが国立大卒、A美さんが高卒だったため、学歴のこともネチネチと言われていたとか。
最も我慢できなかったのは、A美さんの両親を馬鹿にするような一言。
「あの両親の子どもだからお前は駄目なんだよ!」の言葉でした。
仕事でも家庭でもA夫さんからモラハラを受けて、相当ストレスが溜っていたようで、私の妻にずっと愚痴をこぼしていたそうです。
A夫さんは離婚したくないので謝罪をしてきたそうですが、もう我慢の限界。
顔を見るのも、声を聞くのも嫌らしく、A夫さんが何度謝っても離婚の決意は変わらないそうです。
まあ、あんなことをしてきたなら仕方がないよなと、私たち夫婦は納得してしまいました。
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