認知症で「歯磨き」が分からなくなった義母。歯医者さん通いも一苦労で.../山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。

ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。

【前回】認知症義母の「歯磨き」は毎回バトル! 今回は歯ブラシを噛んで...歯が欠けた!?

義母がまだ元気な頃、聞かせてくれた話によると、幼少期、彼女の歯の質はあまり良くなかったみたいです。

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そんな義母ですが80歳前後になってもまだ20本以上の歯が残っていて、歯科医師会から『8020運動』(はちまる・にいまるうんどう...80歳になっても自分の歯を20本保とうという厚生労働省や歯科医師会が提唱する取り組み)で表彰されたのです。

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けれどしばらくすると認知症がすすんで自ら歯の管理が出来なくなり、次第に『歯磨き』を認識することすら難しくなっていきました。

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抗うすべなく、歯はポロポロと一つ抜け、二つ抜け...。

歯を健全に保つことが出来るのも自身でケアが出来るうちが花のようです。

こうなってしまうと介助する側としては総入れ歯だった方が手入れしやすいのかも知れません。

しかし一方、聞くところによれば、入れ歯は入れ歯で先々の管理が難しくなることが少なくないといいます。

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人生100年時代。

一生を通せば歯は何が良くて悪いのか最後まで分からないもののようです。

さて、私たちは予約を入れたS歯科に向かいました。

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あいにくの雨降りとなった予約日。

私一人で初めての歯医者に車いすの義母を連れて行くのは不安だったため、としお氏に会社を早引けしてもらい、二人掛りの受診です。

到着すると早速問診票の記入です。

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『治療するにあたって希望したいこと』という欄があったので『訪問歯科を希望』と記入しておきました。

名前を呼ばれ、いざ診察室へ。

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広い診察室には診察台がずらりと並び、いずれも患者さんでいっぱいです。

いかにも市内でも1,2を競う大きな歯医者さん。

今まで通っていたアベ歯科のイメージとは大きく違います。

指示された診察台に

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車いすの義母を移乗させると

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いよいよ診察開始となりました。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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山田あしゅら

60代主婦。3人の息子は巣立ち、孫が2人いるおばあちゃん。 義父・太郎を平成31年4月(享年90歳)、義母・はな子を令和2年11(享年95歳)をそれぞれ見送り、現在は夫と二人暮らしをしている。 13年間にわたり義父母の介護の奮闘を綴ったAmebaブログ 「13番さんのあなー介護家庭の日常(現・13番さんのつぼ)」をもとに 平成29年7月『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を出版。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:13番さんのつぼ

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