<この体験記を書いた人>
ペンネーム:トリコ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:W不倫していた夫(52歳)に見切りをつけ別居に踏み切りました。家族の世話から解放されて1人暮らしを満喫中。
まだ夫と別居をする前、2020年頃の話です。
我が家の前には2階建ての賃貸マンションがあり、そこの住人を訪ねてきた人がマンションと自宅の間にある狭い道路によく路上駐車をしていました。
正直、家の前に無断駐車をされるのは気持ちがいいものではありません。
しかし、近所から不満の声が聞かれることはなく、私1人が騒ぐのも大げさな気がしたので、車の持ち主に注意喚起することもなくやり過ごしていました。
しかし、そう寛大なことばかり言っていられなくなりました。
ある日、私(当時47歳)が仕事から帰ると、車庫の前に白いSUV車が停まっていました。
車体が大きいうえ、マンションの前に立っている電信柱を避けるようなかたちで斜めに停まっていたため、かなり迷惑でした。
できれば車をどかしてほしいと思い、軽くクラクションを鳴らしてみたのですが、持ち主が現れる気配はありません。
幸い、私の車はコンパクトカーだったので何回かハンドルを切り返して、無事に車庫入れすることができました。
ただ、その日を境に週に2〜3回はそのSUV車を見かけるようになりました。
しかも、ちょうど私の帰宅時間と重なることが多く、スムーズに車庫入れができないストレスから徐々にイライラが募っていきました。
とはいえ、後々近隣トラブルに発展しては面倒です。
そこで、まずは家の前のマンションの住民関係者と予想して、管理会社を通して注意してもらおうと電話をかけました。
しかし、電話に出た担当者は私の期待を裏切る冷たい対応でした。
「マンション住人の車ではないし、駐車禁止の道路でもないから注意できない」
それならば自分でなんとかするしかありません。
持ち主が怖い人ではないことを願いつつ、SUV車のフロントガラスにおそるおそる「迷惑駐車お断り」と書いた貼り紙を挟んでみました。
そんな私の勇気をあざ笑うかのごとく、数日後にはまた例の白いSUV車が停まっていました。
以前と同じように週に2~3回ほど路上駐車をする日が続き、何の解決策もないまま2カ月ほど経過したでしょうか。
ついにその白いSUV車の持ち主と対峙する日がやってきました。
その日、私は自転車で近所のスーパーへ買い物に出かけていました。
ちょうど帰宅したとき、問題の白いSUV車が後ろから走ってきて我が家の車庫前に停まったのです。
運転席から出てきたのは黒縁眼鏡をかけた30代半ばぐらいのサラリーマン風の男性。
少なくとも反社会的勢力の方ではなさそうだったので、思い切って呼び止め、勇気を振り絞って率直に迷惑だと伝えました。
すると、その男性は謝るどころか驚くべき言い訳をしたのです。
わが家の並びには建売住宅が東西に5軒建っていたのですが、男性が言うには、東隣に住む方から「うちの前に停められると車が出せないから、もう少し西側に停めて」と言われたのだとか。
その指摘に応じて西側に停めたことで、今度は私に迷惑が...。
ちなみに東隣の方は、小学生のお子さんが2人いる30代の夫婦でした。
多少車をずらして停めたところで、今度は別の人が迷惑を被ると想像できなかったのでしょうか。
私の注意が功を奏したのか、その後、白いSUV車を見かけることはなくなりました。
ただ、自分の家のことしか考えずに「もう少し西側に停めて」と無責任なことを言った隣人には怒りしかありません。
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