こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】頑固義父にも「衰え」が...猛反対を覚悟で我が家の「建て替え計画」を切り出すと
家を建て直す方向へ一気に話が進んだ我が家。
にわかに断捨離ブームが到来しました。
30年近く住み続けた家の中はちりも積もれば何とやら。
せっせと不用品の処分にいそしみます。
そして住宅展示場の見学も...。
家を建てる作業はあれこれ夢を膨らませるこの時期が一番楽しいものです。
義父の説得が思いのほかスムーズに進んだこともあり、私たち、少々浮足立っていたかも知れません。
それとほぼ時を同じくして義母の『要介護4』の認定更新の通知が届き
『サービス担当者会議』が開かれることになりました。
※サービス担当者会議...新たにケアプランを作成した時や内容変更があった時、介護度の更新、区分変更があった場合など必要に応じてケアに携わる関係者全体で行われる会議。
今回、ケアマネジャーの取りまとめで我が家に集まってくれたのは いずれも義母の介護には欠かせない以下の4名
そして義母と私。
既に上限いっぱいの週4~5日のデイサービスを利用していましたので 義母の介護プランにそれほど大きな変更はありませんでしたが、折よく(?)家の建て直し話が浮上したばかり。
プロのお知恵を拝借するには絶好の機会となったわけです。
早速、
〇今の家のままでは、車いすが入らず介護が困難になることが予想されること
〇家の構造上、住みながら短期間のリフォームが難しいこと
〇建て直しを考えているが、5か月前後の期間住み替えが必要なこと
〇家が完成するまでの間、義父母が過ごせるショートステイなど適した介護施設はないか?
ということなど、これまでの経緯を話し、聞いてみました。
すると...
皆さん、しばし沈黙しちゃった。
まずはケアマネきーさんが...
介護保険でショートステイを利用する場合、連続で30日を超えてはいけないという規定があると以前ちらっと聞いたことがあります。(実際は30日以上のロングステイも条件などクリアすれば可能です。)
5か月の長期間となると難しいってことでしょうか?
そして、訪問看護の担当者さんが...
医療措置があると利用できる施設が限られるというのも透析をしていた実家の父を通して聞いたことがあります。
インスリンの投与くらいならシロウトの私(家族)でも毎晩やっていることなのに?
う~ん。予想以上にコトは簡単じゃないみたいだぞぉ...。
他にも解決策を皆さんあれこれ考えてくれましたがクリアせねばならないことはまだまだいっぱい。
新築ワッショイで浮かれていた私たちに現実はそれほど甘くはないようです。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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