「義母の介護、どうする!?」あれほど悩んだ迷宮入り確定案件...急転直下で思わぬ方向に!?

「介護難民」という言葉もあるように、必要な介護サービスを受けられず、悩んでいる家庭は多いではないでしょうか。今回はそんな悩みを持っていた方が、思わぬ展開が待っていた...という実体験エピソードを紹介します。

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:42
プロフィール:私(42歳)、夫(53歳)、小学生の息子の3人暮らし。共働き家庭。時短料理、節約料理にハマり中。

「義母の介護、どうする!?」あれほど悩んだ迷宮入り確定案件...急転直下で思わぬ方向に!? 1.jpg

義母(82歳)は遠方で長年、1人暮らしでした。

義母は社交性があって友人も多く、田舎の暮らしが大好き。

1人で多くの野菜を完全無農薬で作り、豪雪地帯のため冬は読書三昧という生活を気に入っていました。

そんな元気な義母でしたが、2020年初めに認知症を発症し、いまでは自分の息子である義兄や私の夫のことさえ分かりません。

義母を老人ホームに入居させるか、義実家から車で1時間ほどの距離に住む義兄一家と同居させるかなどと、何度も夫や義兄、私が親族を交えて話し合っても結論が出ませんでした。

しかし昨年(2022年)のクリスマス直前、義母は認知症のためにストーブが点火できず、室内が氷点下になってしまったため低体温症になり動けなくなってしまいました。

運良く、デイサービスに迎えに来た方に発見されて大事には至りませんでした。

その後、病院、役場、老人ホームと素早い連携で、今年のストーブが不要の時期となる4月末まで、緊急のショートステイ先(老人ホーム)を見つけて入居しました。

一安心はしたものの、5月以降の義母の行先が課題となっていたのですが、なんとグループホームに入居することができたのです。

義母が緊急入所した老人ホームの経営母体はグループホームも経営しているのですが、そのグループホームに入所中の方が病気になってしまい、義母のいる老人ホームに移る必要が出たのだそうです。

そのため、投薬治療しか行っていない義母と交代という形で「グループホームに移ってもらえないか」と義兄に打診があったと。

なんて幸運!

お試し的に数日間、義母がグループホームを体験したところ、終始穏やかに過ごしていたため、義兄も「これなら大丈夫」と契約し、1月末に義母はグループホームに移りました。

待機人数が何人もいるグループホームに入所でき、本当に運が良かったです。

「この田舎から移りたくない。たとえ身体を壊してもずっとここにいたい」

認知症を発症する以前からそう繰り返して話していた義母。

このグループホームの窓からは、大好きな山々に囲まれて夕日が見えるそうです。

今年になり、急にあれよあれよと言う間に解決し、私はホッとして気が抜けてしまいました。

今年のお盆は、義母が私のことが全く分からなくても、グループホームを訪れて穏やかな義母を見ることができればいいな、と思っています。

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