<この体験記を書いた人>
ペンネーム:セブル君
性別:男性
年齢:44
プロフィール:私44歳、妻35歳、子供4歳と2歳。九州地方と東京で別居中です。
私の実家と妻の実家では、決定的な経済的格差があります。
私の両親は自営業で、夫婦で飲食店を経営しています。
貧乏とは言いませんが、正直そんなに経済的余裕はない状態です。
一方の妻の両親は、共に地方公務員として消防署と市役所に勤務し、定年まで勤めあげた人たちです。
そのため、私たちが結婚式を挙げる際にも、ご祝儀で大きな金額の差がありました。
私の両親からは30万円、パートナーの両親からは100万円ものご祝儀が届いたのです。
ご祝儀で集めたお金の計算をしていた際に、妻から気になる一言がありました。
「私の両親は100万円も出してくれてるのに、あなたの両親からは30万円だけなんだね」
「30万円だけ?」
この言葉は頭にきました。
金額的には3倍以上の差がありますが、私としては余裕のない両親が自分たちのために30万円も出してくれたことに感謝しかなかったからです。
怒りで頭に血が上り、言い返す言葉も考えられないくらいイライラしました。
妻の両親から多くご祝儀を出してもらっているという、どうしても覆すことができない事実に、悔しさが止まらない思いも味わいました。
それからしばらくして、2016年に私(当時37歳)と妻(当時29歳)は新婚旅行でハワイへ行きました。
そして、お土産を買いに行ったときに、また妻からイライラさせられる一言がありました。
新婚旅行でお互いの両親へのお土産は、相談の結果、コーヒーにすることに決定した私たち。
「約束しているし、美味しいからAコーヒーを両親に買っていく!」
「それなら私の両親にもそれにしようかな」
「貴方の両親はそれで良くない?」
そう言って隣のBコーヒーを指さします。
値段を見ると、AコーヒーよりBコーヒーのほうが2ドルくらい安いことを知り、なんか胸がざわつく感じを味わうことに...。
妻が、「自分の両親から多く援助をもらってるから多く返してあげたい!」という気持ちは分かります。
しかし、こんなお土産くらいで差をつけなくても良いんじゃないかと、なんとも腑に落ちない気分にさせられました。
結局、私は妻の意見を覆すエネルギーを出すのが面倒になり、自分の両親には少しだけ安いコーヒーを買っていくことになりました。
結婚して7年たちますが、思い出すといまだに少し腹が立ちます。
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