「何かに使えるかも!」という夫が本当に厄介で...その非効率的な努力、地球に優しいの?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:10歳年上の夫と2人暮らしです。

「何かに使えるかも!」という夫が本当に厄介で...その非効率的な努力、地球に優しいの? 10.jpg

夫(52歳)には「何かに使えるかもしれない」といろいろなものを保管しておく癖があります。

そしてたまに、不用品を蘇らせる良いアイディアを思いついた! とドヤ顔をするのですが、これがかなりやっかい。

いい加減やめてくれ...と思っています。

例えばペットボトルの蓋。

「趣味のプラモデルの塗装に使えるかも。いろんな色をちょっとずつ使いたいときのためにパレットみたなものを買おうと思ったけど、これを使えばいいんだ!」

そう言うのですが、そもそも頻繁にプラモデルを作るわけではないので、ペットボトルの蓋はどんどんたまっていきます。

ようやく取り掛かったプラモデル作りも、色ごとにいちいちペットボトルの蓋を手に取らなければいけないのが面倒臭いようで、使いにくそうにしています。

「えっと、あの色はこれじゃなくて...こっちだ。あ、違った。色がよく見えないなあ」

そんなことを言っているうちに、手が滑って塗料の入った蓋をポトリ。

プラモデル作りをしていた机の上に飛び散り、大惨事です。

最初からパレットを使っておけば、色も見やすいし持ちやすいし、落とす確率も低くなるのでは?

今は100円ショップでもパレットを売っています。

いつもはリサイクルできるプラスチックごみとして捨てているペットボトルの蓋ですが、塗料で汚れてしまったことで、燃えるゴミとしてしか捨てられなくなってしまいました。

夫としては不用品リユースのつもりでしょうが、本当に環境のためになっているのか、かなり疑わしいところです。

そして2023年お正月、おせち料理の入っていたお弁当箱を見て夫が言いました。

「ずいぶん立派なお弁当箱だなあ。バイク用品の整理に使いたいから取っておいて!」

またか...と思いながらも捨てずにおくと、夫は嬉しそうにバイク関連のこまごましたものをしまい始めました。

しかしあるとき、ふとしたミスで夫がお弁当箱を落としてしまい、中身が床に散らばってしまいました。

よりによって、そのときに使いたかった小さな部品だけがどうしても見つからず、不本意ながら買い直すハメに。

蓋がきちんと閉まらないお弁当箱ではなく、最初から蓋が閉まる容器を準備しておけばこんなことにならなかったのでは? と思ってしまいます。

もはや節約にとってもエコにとっても逆効果になっている不用品活用術ですが、夫はまだまだ懲りていないようです。

あきれ顔の私をよそに、夫はかまぼこの板は置物の台座、ラップの箱は薬入れなど、新たな使い道を見つけてはニヤニヤしています。

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