投資先はどうやって決めたらよい?「株主優待」で判断する私なりの選び方/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】「筋トレ」と「投資」の共通点。コツコツと長期間続けるのが大事!/斗比主閲子

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株式投資の雑誌では、「株主優待が貰えるお得な投資先」という記事をよく見かけます。

一年に数回は特集されているし、株主優待だけの特集雑誌(ムック)が臨時発行されたりもします。

株主優待を知らない人は少ないと思いますが、分かりやすいのだと食品会社の自社商品だったり、スーパーや外食レストランの割引券とかですね。

中にはQuoカードやグルメカタログみたいに、その会社とまったく関係のない株主優待が貰えることもあります。

雑誌で何度も特集されているということは、読者に人気があるということですよね。

たくさんの人が、どんな株主優待を貰えるかで、どの株に投資をするかを判断しているんだと思います。

そういう判断をするのはまったく悪いことではなく、投資は自己責任ですから、個人個人で好きなように判断をすればいいことです。

ただ、私は株主優待でも、特にQuoカードやグルメカタログみたいな、その会社の本業に関係のない商品を配っている会社には投資をしたいとは思いません。

あとは、投資している金額に対して、過剰な株主優待を配っている会社も投資したいと思いません。

1万円の株を持っていたら、株主優待として自社サービスの数万円の割引券をくれるようなもの。

どうして、そういう株主優待銘柄に投資をしたくないかというと、そういう会社が成長するようには私には思えないからです。

もう少し詳しく書きますね。

まず、Quoカードやグルメカタログを渡されるぐらいなら、株主としては、その分の現金を配当で貰ったほうが使い勝手がいいじゃないですか。

お金だったら何にでも使えるのに、Quoカードはコンビニメインだし、グルメカタログはカタログの中から選ばないといけない。

しかも、わざわざ企業が株主のためにQuoカードやグルメカタログを用意するのって、結構面倒くさい仕事です。

余計な費用がかかります。

これが、株主優待として自社製品の割引券を配るなら理解できます。

株主が自社のお客さんになってくれて、お金を落としてくれたら、会社の売上は増えますから。

あとは、過剰にならない範囲で、自社商品を配るのも分かります。

自社のファンを作ることに繋がりますし。

だけど、自社製品の割引券があまりに過剰すぎると、売上は表面的には増えても、会社としては利益が手元に残らなくなっちゃいます。

利益が残らないということは、株主に返ってくるお金も減っちゃうということです。

繰り返しですが、投資は自己責任だし、金券やお得すぎる割引券の株主優待をもらえる会社が絶対に成長しないということは言いきれません。

でも、私には、やりすぎな株主優待をくれる会社は、雑誌の特集記事を見て思わず投資をしようとする人や、短期的に配当だけもらいたい人向けで、会社を長期的に成長させようとしているようには見えないんです......。

私の投資スタイルとは違うなと。

私は、その会社が長期的にどれくらい成長していくかで投資をしたいと考えています。

私にとって今すぐに使い道があるわけでないお金を投資していて、10年とか20年単位で増えればいいので。

1年とか、半年の単位でちょっとお得すぎる株主優待を貰えても会社が成長しないようでは、嬉しくない。

というわけで、あくまで私の意見としては、お得すぎる株主優待をくれる会社には投資したいと思いません。

何度もしつこく繰り返しますが、あくまで私の考えで、株主優待目当てで投資をする人を否定しているわけではありません。

以上、今日はこんなところです。ではでは!!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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