<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしです。
2022年の秋のことです。
家の近所で買い物をしていると、夫(52歳)から連絡がきました。
ちょうど車で近くを通るとのことで、乗せてもらうことにしました。
合流して、いざ出発。
といっても、家までは歩いても行けるような距離です。
心配性な夫は、車で出かけるときは必ずナビを入れるのですが、さすがにそのときは入れずに運転していました。
すると...。
「どうしたの? 家から離れていってない?」
「あれ、おかしいな。どこで間違えたんだろう...ごめん、戻るよ」
結局、途中からナビに案内してもらったのですが、夫は不満そうでした。
「どこで間違えたのか未だに分からない。あそこの道はあそことつながっているはずだから、あの角を曲がれば絶対に辿り着けるはずだったのに...」
そんなことをぶつぶつ言っていたと思ったら...。
「間違えたことが本当に納得いかない! 今からリベンジする、付き合って!」
せっかく家にたどり着いたのに、さっきの場所まで戻って、間違えずに家まで帰りたいと言い出したのです。
夫のあまりの勢いに負けて、仕方がなく私も付き合うことにしました。
しかし、元のところに戻っても、結局同じ間違いをしてしまい、また全然関係ない場所に行ってしまいました。
またナビを入れて元のところに戻り、そこから何も見ずに家に帰る挑戦をしたのですが、また失敗。
結局、10回ぐらい家の近所をぐるぐるして、1時間以上もかけて自力で家にたどり着きました。
もう納得しただろう...と思いましたが夫はどうもモヤモヤ。
「おかしいな、おかしいな...あの道はこの道とつながっているはずで...」
ネットで地図を見ながらグチグチ言い、しまいには自分で記憶を頼りに地図を書いてそれをネットの地図と見比べる始末。
「ねえねえ、地図を書いてみたんだけどちょっと見てよ。ここの角度が緩やかに付いているから知らない間にこの方向に行って...」
こんなことを言いながら、私に一生懸命説明していました。。
私にとって、そんなことはどうでもいいこと。
そもそも、普段通りにナビを入れていれば、こんなことにはならなかったはず。
どうしてあの日に限って夫がそこまで頑固になったのか分からず、これならば1人で歩いて帰ったほうが早かった...と思いながら夫の言い訳を聞いていました。
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