<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ちーさん
性別:女性
年齢:64
プロフィール:1つ年下の夫と二人暮らしの会社員&主婦。
コロナ禍の中、あっという間に進んだデジタル化の波は田舎にも容赦なく押し寄せてきました。
よく行くスーパーでもセルフレジが増えてきて、6~7台並ぶレジのうち、2台を除いてセルフレジになりました。
その上、パートスタッフがいないのか、レジが開いていないときもあります。
私は週に一度ですが、92歳の母を病院に連れて行き、帰りにそのスーパーで買い物をします。
母は私の弟と一緒に生活をしているので、別々に買い物をして、レジでは母の後ろに私が並びます。
先日スーパーへ行くと、どのレジも行列ができていて、特に有人レジは大行列。
私と母は仕方がなく『セルフレジ』に並びました。
母は年齢のせいか、何度説明してもセルフレジの仕組みが理解できません。
一方、私はパソコンやスマートフォンを使うことに抵抗を感じません。
普段の買い物はキャッシュレスで支払うことも多く、電子決済も利用しています。
そのため、スーパーのレジがセルフレジになっても抵抗感がなく、何とも思っていなかったのです。
さて、セルフレジだと自分で操作をしなければなりません。
また、母は重い物を持つことができないので、私がフォローする必要があります。
1点1点バーコードを読み取り、買い物の決済を済ませてから、荷物を袋詰め台まで運んで、母を連れて行きます。
そして、またレジに戻って自分の買い物の決済を行い、荷物を持って袋詰め台の母の所まで行きます。
この時に、少しイラっとすることがありました。
混雑していたからか、店員さんが1人、レジの周辺を見回って、時には案内をしていました。
行ったり来たりとバタバタしている私に「セルフレジで決済のやり方が分からなければ、あちらに通常のレジがありますよ!」と案内してきたのです。
「え⁉...大丈夫です」と私は穏やかに応えたものの、実は大ショックを受けました。
「セルフレジなんて簡単よ! バタバタしてるのは母の分もやってるからなの!」と心の中で毒づいてしまいました。
ともあれ周りを見まわすと、他のセルフレジを使っている人はまごついている人や時間がかかっている人がいて、スムーズに進めている人は少ないようでした。
店員さんとしては親切で言ってくれたことでしょうし、バタバタしていた私も「セルフレジでの決済がわからない人」に見えてしまったのかもしれません。
ただ「できる」と自信を持つ私には本当にショックな出来事でした...。
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