これは今から約10年程前、脱サラして居酒屋を始めた大将とその妻である女将に起こった出来事です。
現在の私は離婚して一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】「おまえが浮気? いいよ別に~俺もしてたし」と夫。私って愛されてないんだなぁ...
幼い頃私は母親から、『お前は何をやってもダメな子だ、愚図な子だ』と言われ続けて育ちました。
そんな経緯があったからかどうかはわかりませんが、大人になってからは誰かと揉め事を起こしたら愚図な私に非があるんじゃないかと真っ先に自分を疑うくせが付きました。
ですから旦那の不倫に気付き問いただした時に、「俺が浮気をしたのはお前のせいだ」と言われ、「あぁそうか自分が悪かったのだ」と自虐的になりました。
そして、最初(・・・かどうかも怪しいけど)に不倫に気付いた時は旦那のことを許したのです。
二度目、三度目の不倫に気付いた時は流石の私もキレましたけど。
「別れたんと違うんかいっ!」
「ぼくね~、えっとね~別れたのぉ。彼女とはぁもうねぇ、会ってないよぉ。ホントだよぉ〜ホントだってばぁ」
表では、旦那はこう言ってました(笑)。
(別れるぅ?んなわきゃないだろ。大丈夫、大丈夫!今度こそ大丈夫! 例えバレたってあんな女(私)恐くも何ともないからね~っ)
・・・・て、多分裏ではこんな感じですか?
仏の顔も三度までとは良く言ったもので、仏の心を持つワタクシでも流石に三度目はゆるせませんでした。
しかしよくもまぁ8年も人の事を騙したもんだと、ある意味感心しました。
そして私もチラホラ女の影を感じていたのに、初めの不倫と同じ女でしかも別れてすらいなかったということに気付かなかったのは鈍感にも程がある。
馬鹿な旦那の言い訳を信じたばっかりに。
一度目 →私にも至らないところがあったし、別れてくれるんなら許すわよ。
二度目 →別れたって言ってたのに何でまだ付き合ってんの?別れんかいっ!
三度目 →あれから8年。えっ?まだ付き合ってたの?ええ加減にせんかいっ!許せ〜ん!
そしてその後。
あれ程別れて欲しいと言ったのに別れていませんでした。
食事に行くだけの仲だから良いだろ?と逆に開き直りました。
延々と私の事を欺きながら今さら「彼女とは食事をするだけの仲だから」なんて、嘘しか付かない旦那に言われて『はいそうですか』なんて、言えると思いますか?
旦那の事を信じてあげたくても日頃の行いが悪すぎて何を言っても嘘にしか聞こえません。
ですから食事をするだけの仲と言われても私は信じませんでした。
しかも確実に性行為をした相手ですし、その証拠は一度目の時に上がっています。
もう旦那に何を言っても無駄なので後は計画を進めるのみ。
子どもたちも巻き込んだ私の計画は着々と進んでいきました。
そして私達はその後、数十年の結婚生活にピリオドを打つ事になるのです。
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