<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしです。
10歳年上の夫はダジャレが大好きで、事あるごとにくだならいことを言います。
今までは「よくダジャレを言う人だな」くらいにしか思ってなかったのですが、コロナ禍が始まって在宅勤務などで一緒に過ごす時間が増えてからは、その多さが気になるようになりました。
例えば、旅行の話をしていて「北海道はどうかな?」と私が言うと...。
「北海道は移動するのが大変。北海道はでっかいどー! 東北もいいけど、秋田に行くのはもう飽きた」
などと使い古されたダジャレを連発して、なかなか話が進みません。
映画の話をしているときはこんな感じです。
「あの映画が見たいね、この映画もいいかも。でも洋画には用がないからこの邦画にしよう。あ、こっちの邦画もいいなあ。いずれにしても洋画には用がないんだから...」
だんだん面倒臭くなってきてしまいました。
私の前でこんなにダジャレを言うのだから、もしかしたら職場でもダジャレを連発させてみなさんを困らせているかも...と心配になってしまいました。
そんなある日、夫が在宅勤務のリモート会議をしている声が私の部屋まで聞こえてきました。
その日のリモート会議は、ハラさんという20代の新人さんが参加予定でしたが、ハラさんはどうやら時間になってもリモート会議に入っていないようでした。
会議のメンバーが「ハラくんが来ていないようだけど」と話していたところに、ハラさんが少し遅れて焦りながら入ってきました。
ハラさんはリモート会議システムの使い方がよく分からなかったらしく、「すみません、すみません」と平謝りしていましたが、それに対して上司らしき人が苦言を呈すような声が聞こえてきました。
すると、そこで夫が一言。
「いやー、ハラくんに何かあったのかと思って、ハラくんだけにハラハラしちゃったよ」
会議のメンバーは「またダジャレですか〜」とあきれたように苦笑いし始め、場の空気が少し和やかになったようでした。
このときばかりは、たまたまダジャレが功を奏した...とホッとしましたが、ウザいと思われていることも多いはず...そう思うとやはり心配になります。
さらに面倒臭いのは、ダジャレをサラッと言うのではなく、私が褒めるなり突っ込むなり何らかの反応をするまで「北海道はでっかいどー! 北海道はでっかいどー!」などと何回も繰り返すことです。
今はいろいろなことがハラスメントと言われるような時代。
これは「ダジャレハラスメント」になるのでは!? と思ってしまいます。
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