<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:42
プロフィール:私(42歳)、夫(53歳)、小学5年生息子の3人暮らし。共働き家庭です。
私には小学5年生の息子がいます。
2022年10月、息子が校外学習に行きました。
コロナのため2泊予定が1泊になり、泊まる部屋も少人数。
校外学習で定番の「屋外でカレーライス作り&飯ごう炊さん」もコロナで中止。
職員さんが給食のように作るなど、制限だらけの合宿でした。
息子は0歳から保育園でしたが、保育園でも「お泊まり保育」はありませんでした。
親と離れての宿泊は息子にとって人生初です。
そんな息子は校外学習を指折り数えて心待ちにしていました。
一方、私は心配していました。
というのも、息子は小学校入学時から「昭和を絵に描いたようなお子さんで、今の時代では珍しいですね」と担任の先生に言われるほど、ちょっと珍しいタイプなのです。
ゲームには興味なし。
友だちのゲームの話に全くついていけず、読書が大好き。
天気がいいと、下校するなりランドセルを玄関にポーンと置いて、公園に一目散。
ドッジボールやサッカーなど、暗くなるまで走り回り、遊び疲れて帰宅。
昭和っぽいですよね。
さらに、息子は「気持ちを言葉にする」のがかなり苦手です。
思っていることを口に出して「言葉」にすることがなかなかできません。
また、小柄なためか、からかわれても何も言い返せず、いつも友だちがかばってくれているそうです。
親としては「せめて嫌なことは嫌と言えたらなあ」とモヤモヤしていました。
そうして校外学習に行った息子。
帰ってきてから話を聞くと、夜のナイトキャンプ(肝試し)や、昼間のオリエンテーリングがとても楽しかったそうです。
夜のキャンプファイアーでは、息子が友だちたちと「お笑いの寸劇」をやったそうで、同級生たちが笑い転げていたと教えてくれました。
消灯後には、同じ部屋の男子たちでこっそり夜更かし。
懐中電灯でトランプをしていて、見回りの先生に「すぐに見つかって『コラー!』って怒られちゃったよ(笑)」と帰宅した息子は、ずっと楽しそうに話します。
「帰る前の学年全員の集会では、思いきって司会をやってみたんだよ!」と興奮気味に話してくれました。
私は「言葉が苦手な息子が...」と驚きました。
「友だちにからかわれてないかな」と、私の心配は全くの杞憂でした。
わずか1泊の校外学習で、少しだけ大人びた息子の成長を嬉しく思うと同時に、「急にしっかりしちゃって...」と少しだけ寂しさも湧いてしまいました。
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