性別:女
年齢:53
プロフィール:毎日を穏やかに楽しく暮らしていきたい今日この頃です。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
◇◇◇
私は職場の女性同士の人間関係で苦労しました。
何回か転職をしてきたので、うまくやれていた職場もあったのですが、年齢が離れている女性が多い職場はかなりつらかったです。
年上の女性がいる職場は価値観の違いで疲れました。
こちらのプライベートを根ほり葉ほり聞いてくるのです。私は職場では、あまりプライベートのことは話しませんでした。話のネタにされてしまいそうな気がしたからです。同じ時期に入社した同僚は私より年下で、うまく話を引き出されては陰口をたたかれていました。
仕事上では質問をしても私が望んだ答えはでてきません。例えば、「この事案は法律上はどうなのですか?」と聞いても「去年もそうやってるから同じに処理しておけばいいんじゃない」という答え。
なぜ同じでいいのかが答えられないのです。今となっては先輩はわからなかったのだなと思うのですが、入ったばかりの私は失望しました。そんな自分の気持ちが言葉や態度の端々に表れていたのではないかと思うのです。丁寧な言葉で接していたつもりでも、どこか見下したものの言い方をしていたのかもしれません。今思えば先輩たちのプライドを傷つけてしまったのですね。だから私の失敗やミスを待っていたのかもしれません。
入社して半年ほどたったころ、私の仕事がどんどん多くなってきました。そこでこれは自分が仕事をかかえすぎているのではないかと思い、先輩たちに今このくらいの量の仕事をこのペースでやっているというのは大丈夫なんでしょうかと聞いたのです。その時いわれたのは「そんなもんじゃない」とのこと。経験のない私はそういうものなのかなと思って違和感をおぼえながらも、そのまま上司に相談しなかったのです。
結局私は、期日に間に合わない仕事を出してしまい、担当の見直しをすることになりました。顧客の信頼を失う事態になってしまったのです
多分先輩は私がミスをすることを望んで、わざと私を安心させることを言ったのだと思います。
いじめられたおかげ?で、私は仕事において知識を得たくなり、夜、学校に通いました。
誰にも聞けないのなら自分ですべてできるようになりたかったのです。
資格試験を目指していたのですが、職場も推奨していた資格だったので、仕事中でも手が空けば勉強していいと言われていました。たまに仕事中に勉強していると、先輩が「そういうのあせるからやめてくれない?」と言ってきたりしました。でも私はあせるくらいなら自分も勉強すればいいのにと思っていたので、適当にあしらっておきました。
学校に通って2年ほど過ぎた頃には私に対する周りの見方も変わってきていて、私をいじめていた先輩たちにも一目置かれるようになりました。何かわからないことがあるときに先輩たちが私に聞いてくるようになったのです。いじめのようなこともなくなりました。
知識を得ることで、私は力を得たのでした。
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