<この体験記を書いた人>
ペンネーム:R
性別:男性
年齢:50
プロフィール:現在、大学院生。過去度々海外旅行、海外出張、海外居住。
少し昔の話(2016年)になります。
同じ会社のアメリカの拠点で、かつて同じ仕事をしていた同僚(当時30代後半、アメリカ在住のフィリピン系アメリカ人独身男性)から急に連絡がありました。
生活ができなくなったので、お金を貸してほしいとのことでした。
こちらはとうの昔に帰国していますが、彼が住んでいるのはアメリカです。
日本にいる私にわざわざ連絡するのではなく、アメリカの知人等に借金を頼んでみたらどうかと聞いたところ、「借金のできるあてが全くなく、どうしようもない状態」と言います。
原因を問い詰めてみると、最近失恋し、全てを失ったショックで自暴自棄になり、ギャンブルに毎日通って全財産を使ってしまったとのこと。
散財した総額はなんと8万ドル(約800万円)。
それを短期間で使い切り、全て失ったとは...私自身、ギャンブルで浪費をしたことがないため驚きました。
ギャンブルでそれだけの大金を使うことができるのかを聞いてみたところ、なくなるのはあっという間とのことでした。
本当に生活が困難な状態であることは、彼の焦っている様子からも伝わってきます。
催促や取り立ては可能な間柄なので、急遽4,000ドル(約40万円)を日本からアメリカに送金して、一旦落ち着きました。
しかしながら、数週間以内に電話がかかってきて、また「生活ができなくなった」と焦った口調で、追加の借金を依頼してきました。
理由を問い詰めると、やはりギャンブルか類似のもので、あのとき送った金額を全て使い果たしたようでした。
絶対にやってはいけない行為だと強く言いましたが、彼は「そうするしか仕方がなかった」と電話で憔悴しきったトーンで言います。
彼に対してかなりきついことを言った後、結局追加で2,000ドル(約20万円)を送金しました。
そして、本人には当時の仕事に加えて、何か追加でアルバイト等の副業をして解決に向かわせるようにさせました。
当然ですが、こちらは大金を貸した側です。
その後もアメリカに行った際は、食事は全てその同僚に奢ってもらうことで、それを利子替わりとして受け取っていました。
解決となったのは、本人の結婚がきっかけでした。
恐らく同僚の妻が家庭の管理をするようになり、彼の浪費癖、生活習慣も矯正させられたようです。
最終的に貸したお金は全額返してもらうことができました。
本人は家でかなりしぼられたようですが、やはり家庭での配偶者の存在と影響は、日本だけではなく日本以外の国でも大きいようです。
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