<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。
ニュースで「サステナブル」「ダイバーシティー」などのカタカナ語を耳にすることが増えたように感じます。
最初に聞いたときは「どんな意味? 日本語で言えばいいのに」と思いましたが、今やすっかりカタカナ語に慣れてしまいました。
そんな私の周りにも「え? 今なんて言った?」と、聞き返したくなってしまうくらいにカタカナ語を多用する友人がいます。
同世代の女友達なのですが、例えば彼女との会話はこんな感じです。
「遊びに行く約束をしたけれど、都合が悪くなったので変更したい。でも、天候次第だから先の予定はハッキリとは決められない」
このようなメッセージも彼女にかかればこうなります。
「オーマイゴッ! コミットできないかも。そのプランはリスケでお願い。でも天気がボトルネックだからスケジュールについてはフレキシブルに考えよう」
むしろ、この会話にこれだけカタカナ語を詰め込んだ彼女が凄いですね。
ちなみに彼女は海外で暮らしていたわけでも、外資系企業で働いているわけでもありません。
なぜ、これほどカタカナ語が出てくるのか不思議です。
そればかりか、海外旅行の話になったときには「海外旅行は行きたいけれど、英語が苦手だから...」というようなことを言っていました。
あれだけたくさんの英単語が口をついて出てくるのに、英語は苦手なんだと意外でした。
そんな彼女ですが、最近は特にカタカナ語の度合いが増してきたように感じています。
コロナ禍での通勤の不安について話したときも、まあ出るわ出るわ...。
「コロナパンデミックの中で、ウィークデイは満員電車でコミュートしているわけでしょ。ナーバスになっちゃうよね」
「この間なんて電車がディレイで、駅が人で溢れかえってて大変だったよ。私たちがコミュートする電車は大事なインフラなんだから、根本的なソリューションがないとこのままじゃオーバーシュートしちゃうよ」
「でも、ソリューションが求められている今だからこそ、イノベーションが生まれるチャンス」
彼女のこの発言を私でも分かるように翻訳すると...。
「コロナ禍でも平日は満員電車で通勤しているので感染が心配」
「電車が遅れたときは駅が人で溢れかえって大変だった。通勤電車は生活基盤なのだから、満員電車を根本解決できる策がないといずれ感染爆発すると思う」
「でも、解決策が必要な今だからこそ、革新的な技術が生み出されるかもしれない」
このような意味だと思います。
でも、「パンデミック」や「ナーバス」はまだしも、通勤を「コミュート」や電車の遅れを「ディレイ」と表現するのは、さすがにやりすぎでは...。
彼女は誰に対してもこういうしゃべり方なのかな、年配の人と話ができるのかな...?
そしてこのままでは、いずれ私も彼女の言っていることが分からなくなってしまう日が来るのかな?と心配になってしまいます。
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