これは今から約10年程前、脱サラして居酒屋を始めた大将とその妻である女将に起こった出来事です。
現在の私は離婚して一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】近所の飲食店に浮気相手を連れ歩く夫。みんなきっと彼女が妻だと思っているのでしょう.../オキガネ
【最初から読む】夫のリストラから夫婦で居酒屋経営へ。順風満帆だった我が家に忍び寄る影/オキガネ
常日頃から私のことを舐めくさっている旦那。
そのおかげで何度も旦那の不倫の証拠を確認することができたワタクシ。
ある日の閉店後、私はとうとう旦那に浮気の事を知ってるぞとほのめかす言葉を言いました。
「ねぇあなた日曜日にランチ行ってますよね?
お休みの日もランチ行ってますよね?
お休みの日は晩御飯も行っていらっしゃるのね?
誰かさんと...。
ご飯だけじゃなくて他の所に行って、ほ・か・の・こ・ともしていらっしゃるんでしよ、どうせ。
あれから数年経ってるのにまだ付き合っていたのねぇ。
私の事を馬鹿にするのも大概にして頂けますか?
知ってるのよ。
あなたが未だに浮気してること」
そう口早に並べ立てました。
旦那は内心ドキドキしているはずなのにそれを隠すように呆れたような顔で言いました。
「な、何言ってんだ??」
探偵を雇う金などありませんから、勿論私の言ったことはレシートの記録やスマホの画面に出るラインの文字から想像して言った当てずっぽうの言葉です。
そのことが解っているのかどうか、旦那は最後までしらばっくれてその場は終わりましたけど。
しかし私の言ったことはかなり的中していたようで、その後に旦那のとった行動は浮気をやめる...ことでは無くて、セキュリティを強化することでした。
お財布に入れっぱなしになっていたレシート・領収書は綺麗さっぱりなくなり、スマホの画面に表示されるLINEの会話は出ないように設定し直していました。
旦那に迫って次の日からこれですから『俺は浮気してますよ〜』と、公言しているようなものです。
余程彼女と別れたくなかったのでしょうね。
浮気は男の甲斐性と言いますが旦那の場合、私に給料を払わず浮気にお金を回しているのですから、甲斐性もないのに浮気をするなって感じですよ。
お金をあり余る程持っていて、私(妻)にも文句を言わせずに、なおかつ愛人も十分面倒みていけるのならばやればいいじゃない!
...ってそんな事言ったら世間様に怒られるわいっ!(笑)
だけどさぁ、妻を犠牲にしてまでそんなに自分は良い思いをしたいのか?
甲斐性なしのくせに!
それくらいの文句言ってもバチ当たんないわよね、私。
だけどね、それでも旦那が浮気なんてしていない頃は給料なんてなくても、お小遣い程度のお金を貰っているだけでも全然大丈夫だったの。
だって旦那の事が...
大好きだったんだもん!
でももう今さら証拠を隠しても、遅い!無駄!無駄!無駄ぁ!
3年目ならぬ3度目の浮気はもう許さん!
え?その時の私のお顔?
はい、見事に仁王さんになってました。
旦那のバカヤロ~!!!!
その後きっちり数年後には離婚する事になるわけですけどね。
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