<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
私の父(現在70代)は毒親でした。
今は疎遠になっていますが、典型的なモラハラタイプで、一緒に住んでいた頃は常に父の顔色をうかがって暮らしていました。
私は学生時代から何人かの異性とお付き合いをしましたが、いつも父とは違うタイプを選んでいたつもりでした。
しかし振り返ってみると、モラハラ気味な人が多かったと思います。
「自分の家族のことなんだから、自分で解決しろよ」
私が父のことで悩んでいると、彼らは決まって面倒くさそうにこう言いました。
これは人に相談してはいけないんだと思ってしまった私は、彼らと一緒にいるときは悩みを明かすことはせず、いつもニコニコ、相手を褒めておだてていました。
そして、どの彼とも長続きしませんでした。
そんな付き合いを繰り返していた私でしたが、社会に出た後、今の夫(現在40代)と出会いました。
今まで好きになったことがないタイプだったのですが、夫はなぜか私を気に入ってくれたらしく、アプローチされて付き合うことになりました。
夫はそれまでの彼氏とは違いました。
私が元気がないと「何か悩んでるの?」と心配してくれました。
優しい人はそれが当然だと思うのですが、私はそんな彼の態度にとても感動しました。
当時、母が病気で亡くなったばかりで、私は実家で一人暮らしになった父を「放っておいてはいけない」と思い込んでいました。
なんとか父の面倒を見なければ、どうすればいいかと悩んでいました。
私は彼に、父という問題を抱えていること、父とどう付き合えばいいのか分からず、拒否するのも怖くておびえていると伝えました。
すると彼は、父と会うときにはついてきてくれるようになりました。
父は外面がよく「男性」に弱いので、夫の前では声を荒げることもしません。
夫の行動のおかげで、私は随分と救われました。
また、父が理不尽に私を扱うと、「それはぴっぴさんの人権を踏みにじっていると思いますよ」と真っ向から反論。
父も彼に文句は言うのですが、やはり私に対するような態度ではないので、私が父と会うときに感じていた苦しみは激減しました。
その後、私は夫と結婚しました。
父とはその後もいろいろとあり、今では関係をほぼ断っていますが、そのときにも夫にはとても助けられました。
私のことを考えてくれて、面倒くさがりもせずこんなにも大事に守ってもらえるなんて...。
本当に夫には感謝しています。
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