<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女性
年齢:52
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる52歳の自営業。
2021年の10月、派遣のバイトで7日間ほど選挙事務の仕事をしたときの話です。
会場には同じ派遣会社から毎日3人入ることになっていました。
選挙事務は初めての経験だったので、初日はすごく緊張しましたが、役所の人たちも親切で感じがよく、派遣の人の中にベテランの男性がいて丁寧に教えてくれたため、ホッとしたのを覚えています。
そして、2日目か3日目だったと思いますが、私と同世代の女性(Aさん)と一緒になりました。
ぱっと見た印象は明るい感じの人でしたが、あいさつをしたときに「ちょっと苦手なタイプの人かも」と感じました。
ちょっとテンションが高いというか、気さく過ぎる気がしたからです。
あいさつをした後、役所の職員の人たちがせっせと会場を開く準備をしているのに、名札の付け方などについていつまでもおしゃべりをしているので、やっぱり苦手だと思いました。
開場後はそれぞれ割り振られる担当は別になります。
昼食と夕方の休憩のときに担当を交代をするので、どこから入っても同じと言えば同じです。
ベテランの男性はほぼ毎日入っており、リーダー役をしてくれていたので、毎朝男性を中心にどこに誰がついてスタートするか、交代のときは指示に従っていました。
その日も3人で集まって担当を決めることに。
すると、Aさんがこんなことを言い出したのです。
「私、選挙は初めてだから良く分かんない。どこが一番簡単なの? って言うか、最初は見てたいくらい」
見ていたいって、あなた、3人必要だから呼ばれているのに無理でしょ。
心の中で突っ込みながらも、対応が面倒臭いのでベテラン男性にお任せです。
男性はいつものように優しく説明し、一番簡単と判断した「投票用紙発券」をAさんに割り振って一件落着し、無事に開場を迎えました。
そして、夕方の休憩のときです。
先に休憩をもらった私がその女性の持ち場に入って交代する際、Aさんに「どこで休憩したの?」と聞かれました。
私は休憩室とは別の喫煙場所に行ったため、そう話すと「えっ! あなたタバコ吸うの? やだー見かけと違うのね!」と、引かれてしまいました。
見た目のイメージと実像が違うのはよくある話です。
以前も私のことを「真面目で融通が利かない人」と思い込んでいた人がいました。
人の感じ方は仕方がないと思いますが、何もストレートに言葉に出して引かなくても...。
言われた私も引いてしまって言葉に詰まり、曖昧に笑って持ち場に付きました。
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