認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の二人を在宅介護するバニラファッジさん。今回は、「認知症が進行してからは全てがアンチになったお義母さん」をご紹介します。
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もともと人の意見にすんなり従わないところがあったお義母さんですが、認知症が進行してからは全てがアンチになってしまいました。
おそらく全ての事象をどうしていいのか、自分では決定できなくなってしまったのだと思います。
今日は暑いのか? 寒いのか?
トイレに行くべきか? 行かざるべきか?
しかし、判断できない自分を家族に知られてはいけないと思っているようで、こういった相手の考えを否定することで、自分の意志や尊厳を守っているように感じました。
お義母さんがすんなりと介護人の言葉に甘えるようになるのは、もう少し先のことでした。
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