これは今から約10年程前、脱サラして居酒屋を始めた大将とその妻である女将に起こった出来事です。
現在の私は離婚して一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】地震発生! その時、私が咄嗟に心配したのは憎いはずの不倫ゲス旦那のことで.../オキガネ
【最初から読む】夫のリストラから夫婦で居酒屋経営へ。順風満帆だった我が家に忍び寄る影/オキガネ
不倫がバレた時、旦那が私に放った言葉がありました。
「オレが浮気をしたのはお前のせいだ」
どうやら不倫は私のせいで仕方なく?やった事らしいです(笑)。
あの頃私は乳ガンの手術を終えて無事仕事に復帰したものの、また再発するのではないかと怯える日々でした。
居酒屋は順調で毎日が忙しく、その頃は長女が手伝ってくれていたので以前のように毎日長時間ではなかったのですが、それでも真夜中まで働く日もありました。
それに加えて私は子どもの頃の家庭の事情で男性不信だったというのもあり、男女の行為に元々あまり積極的ではありませんでした。
旦那は勿論アッチの方は好きです。
多分夕日に向かって叫びたいほど大好きだと思います(笑)。
後から何を言っても言い訳にしか聞こえなかったのでしょうけど、そう言った諸々の理由から夫婦の営みに乗り気でないことを旦那には伝えていました。
旦那からのお誘いは乳がんの手術が終わって数カ月経ってからですので、旦那なりにずっと気を遣っていたのはわかります。
でもどうしてもそういう気になれなかったのです。
一緒の布団に寝ていて旦那から誘ってきても、私はいつも断っていました。
旦那はそれ以上しつこく誘って来る事はしなかったので、それは旦那の優しさであり私の身体の事を労ってくれているものだと思っていました。
ですが、事もあろうに浮気がバレるとそれは私が誘いに応じなかったからやった事だと言い訳しました。
ショックでしたが、私も旦那からの誘いを断った責任はあるし申し訳なかったと思って一度は赦したのです。
けれど旦那は女とは別れたと嘘を付き、まだ付き合っていました。
再度その事を知った時、私は旦那に愛人と別れて欲しくて毎日のように揉めました。
けれど、家を出てもあてもなく仕事もなく、年齢的にも金銭的にも色々と厳しいと判断した私は、不承不承ながらそのまま残る選択をしました。
そしてさすがにあれだけ揉めたのだし、私も店に残る事になったのだから今度こそは女と別れてくれたのだろうと思っていました。
あれから数年...。
まだ付き合ってました。
全くの想像ですが、これに近いやり取りはあったと思います。
旦那の脇が甘いせいでちょっとした切っ掛けでその事に気付いてしまった私でした。
もうちょっと真剣に隠せよ!(笑)
自分が浮気をした原因とかも私のせいにしていましたが、結局旦那自身の意思が弱かっただけなのです。
例え私との仲が良くて何もかもが上手くいっていたとしても、あの旦那が据え膳食わないはずがないのです。
ちょうど上手い事、私のせいにできて良かったわね。
もしも私との夜も順調だったら言い訳できなかったものね。
て言うか、私のせいにせずに潔く「自分の意志が弱かったせいで浮気しました〜」って、言えばよかったのに。
責任転嫁はみっともなくってよ、ゲス旦那様!
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