あって当然を廃止!どっちでもいいものを手放し、時間もお金も自分のために/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

大雑把な性格の中道あんさん。きっちりした収納ルールを決めてしまうとは息苦しさを感じてしまうけれど、やっぱりごちゃごちゃしているのもストレスで...。自分にとっていい塩梅の収納を目指した結果は?

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私の長所は、おおらかなところですが、言い換えると「細かなことが本当に苦手」。

つまり、大雑把な性格なのです。

SNSなどで細かく整理された引き出しの画像を見ると、まるでパズルのよう。

キレイで羨ましいけれど、決められたルールがあるようで息苦しさを感じてしまいます。

なのでどうしても雑多な収納になります。

すると、当然ごちゃごちゃします。

そして、そのごちゃごちゃがプチストレスになるという、厄介な性格なのです。

キチキチでもなくゴチャゴチャでもない自分にとっていい塩梅の収納を目指した結果、持ち物がどんどん減っていきました。

「あれば便利」をなくしても、暮らしに困ることがなく、しかも管理する手間が省けて家事が楽ちんになったのです。

例えばわが家には、玄関マット、バスマット、キッチンマットはありません。

なぜ玄関マットが必要なのか...その理由も考えず、あって当たり前だと思い、うん十年敷いていました。

掃除のたびにホコリをはたいて、置き方がズレたらイラッとしながら整える...

面倒なものでした。

しかも数年に1度は買い替えるのですが、そんなに安いものではありません。

ある時、何のためにあるのか分からないと思って置くのをやめてみたら、何の弊害もなかったのでそのまま玄関マットのない生活です。

いまだに何のために置いていたのか分かりません。

でも、バスマットやキッチンマットは水気を吸い取ってくれたり、汚れを受け取ってくれたり役目があると想像ができます。

でも、キッチンマットは、床の汚れを防いでくれますが、マットにその分汚れが目立ち、洗濯の回数が増えます。

床に水しぶきが落ちたり、油が飛んだりしたとき、その都度濡れティッシュで床を拭くようにしたら、マットが必要ないことが分かりました。

分厚くて乾きにくいバスマット。

他の洗濯ものと一緒に洗うのが嫌で、それだけのために洗濯機を回していました。

バスマットを厚手のタオルに変えたことで、普段の洗濯ものと一緒に洗うことができるし、

バスマットを置いていたスペースも必要ありません。

マット類を廃止したことで、管理する手間が省けて、少しですが時間の余裕ができました。

同じようにあって当たり前だった、シンクの三角コーナーや洗い桶も手放しました。

決してシンクが狭いからではなくて、大雑把な性格の私には、あのヌルヌルしやすく、水垢やカビが繁殖しやすいツールをいつも清潔に保っておくのが面倒でしかたなかったからです。

なので持たないことにしましたら大正解。

フキンなど消毒するときは鍋を利用。

野菜などを洗う時には大きめのボールを使っています。

いつもスッキリ広々のシンクです。

排水口についてある小さなゴミ受けはザルだと思って、食器を洗うとき一緒に洗っておりキレイをキープ。

生ごみは、直接ビニールの小袋に捨てる。

そうすることで、生ごみに水分を含むこともないのでゴミ出しが軽くなりました。

1日24時間という限られた時間のなかで、いかに「こだわり」を手放して、家事労働を楽にするかを考えるようになりました。

だって、少しでも自分の時間が欲しいじゃありませんか。

1つ1つは小さなことでも塵も積もれば山となる。

マット類の管理やメンテナンスに週1時間使っていたとしたら、1カ月4時間で1年では48時間、なんと4日分も自由な時間をゲットできるわけです。

しかもメンテにだって若干の費用はかかるのですから節約にもなります。

自分にとってどっちでもいいようなものをどんどん手放して、なくてはならない物だけを持つことで、自分だけの時間をどんどん増やしていっているところです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方(KADOKAWA)『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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