<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ギャスパール
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と小学生の息子と3人暮らし。私は実家と折り合いが悪く、夫の実家は遠方の田舎、共働き家庭です。
小学校4年生の息子がいます。
2020年、息子が通う小学校は新型コロナウイルスの影響で、4月、5月と2カ月休校になり、私たち保護者は戸惑うことばかりでした。
収束してもすぐに第◯波...。
終わりの見えない日々が一体いつまで続くのだろうと、多くの人がモヤモヤしていたと思います。
我が家では、そんなモヤモヤに追い打ちをかける出来事がありました。
2022年の年初からオミクロン株による第6波の影響で、休校はなくなったものの、学級閉鎖が相次ぎました。
周りの保育園、幼稚園は休園ばかり。
息子の小学校も一番ひどい2月は、全クラスの3分の2が学級閉鎖になりました。
しかも「陰性の子どもも一切の外出禁止」と連絡がきたのです。
学級閉鎖は仕方がないとして、唖然としたのは毎日の課題の多さでした。
子どもに1人1台貸与されているタブレットを使った自宅学習が各科目であるのですが、それを毎日行い、決まった時間までに提出しないといけないのです。
ところがタブレットは不具合・トラブル続き!
コロナにより、我が家は夫婦とも在宅ワークになっています。
トラブルが起こるたびに、在宅ワーク中の私たちに、息子が「タブレットが動かない」「提出できない」「提出する箱(フォルダ)が何個もあり分からない!」と聞きにきます。
仕事にも支障が出るし、親子共々ストレスが限界を迎えそうな日々でした。
そんな学級閉鎖3日目の朝(しかも朝の7時半過ぎ)、我が家のチャイムが「ピンポーン! ピンポーン! ピンポーン!」と勢いよく鳴りました。
さらにドアを叩く音まで!
「何事!? だれ!?」と、モニターを恐る恐る確認すると...息子のクラスの同級生が数人立っていました。
わけが分かりませんし、しかも学級閉鎖で外出禁止中になぜ?
「?」だらけでしたが、その子どもたちに事情を聞きました。
子どもたちが言うには、公園で集まってオンラインゲームをしていたら、近所の大人に怒られて公園でゲームができなくなったとか。
そこで、うちで「ゲームさせてください」とのことでした。
現代の小学生はオンラインでゲームすることが当たり前で、公園でも身体を使って遊ぶ子は少数派。
あくまで一部の子どもだけと思いたいですが、これが実情のようです。
でも、うちに集まってゲームをしていたら学級閉鎖の意味がないですし、そもそも息子はゲームよりも外遊びが好きなタイプ。
その子たちは嫌いではないけれど、普段は息子と一緒に遊ぶ子たちではありません。
なぜうちにきたのか聞くと、「同じ学年の子の家を回っている!」と屈託なく言いました。
子どもたちに「おうちの人は知っているの?」と尋ねると、また呆れた言葉が出てきました。
「お父さんもお母さんも在宅で仕事してて、『家でゲームするなら外に行きなさい』と言われるから家にはいられないし! 宿題や課題も親には『聞くな』と言われている!」
そのお子さんたちも気の毒ですし、行き場所がなくて困っていたのでしょうが、我が家も在宅仕事が多いし、どうしたら良いのか分かりませんでした。
親御さんも大変なのでしょうが、非常識さに唖然としつつ、丁重に断って帰ってもらいました。
その後、他の保護者の方から「うちにもきたよ...」という話が聞こえてきました。
それからも我が家に何度か訪問してきており、頭の痛い問題です。
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