こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】ついに始まったトイレ改修工事。現場を「偵察」しに来る義父にヒヤヒヤ/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
やっとトイレの改修工事が終了しました。
Before...画像が悪くてごめんなさい。
After
いやぁ。ここにたどり着くまでホント大変でした。
設計の段階で
と、福祉用具担当者から勧められましたが
近い将来、全面リフォームか建て替えを考えていた我が家。
和式→洋式の改修は急務ですが、そこまで本格的に直す気はありません。
親の介護が始まると、介護者の人生設計はなかなか思い通りに行きません。
私たち夫婦の場合、家をどうするかが一番の懸案事項だったのですが、出来れば夫が現役の間に進めたい家の改築も、ここ数年棚上げ状態になっておりました。
結局、経費削減のためトイレ入り口は既存のドアを残すことに。
写真でも分かるように和式トイレは1段上がる構造になっています。
洋式トイレを設置するにはこの段を削り、床をフラットにせねばなりません。
また、入り口もトイレ側が4センチほど低くなっているのです。
ドアは替えなくても、この二つの段差は解消せねばなりません。
和式便器は段差と共に撤去。
トイレの床を洗面所の床と同じ高さまで上げ、洗面所の入り口の敷居も撤去しました。
玄関前の廊下からトイレまでをフラットにするのはなかなかの大工事です。
業者さんはかなり苦労していたようですが、4日間の工期を経て、見事トイレが生まれ変わりました!
これで義父のトイレ問題も何とか解決するかしらん
...と、思いきや
問題は義父が『立って用を足す』こと。
和式トイレならいざ知らず2階の洋式トイレを使う時も立ったまま『いたす』ものだから飛び跳ね被害がおびただしいのです。
案の定、新しくなったトイレも立ったまま。
夫や息子はとうに座ってやっているというのに...。
何度懇願しようとも、昭和ヒトケタにひとたび染みついた習慣は、簡単に改まるものではありません。
はは...。
私も人のことは言えませんけどね。
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