こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】富裕層だけど倹約家! でも、私が絶対にお金をケチらないものとは?/斗比主閲子
【最初から読む】現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子
最近、ちょっと円安になっていますよね。
円安=円が他の通貨と比べて安くなるということで、1ドルが125円ぐらいになったりしています。
去年の9月までは1ドルは110円ぐらいでしたから、半年で円の価値が10%ぐらい下がっていることになります。
理屈で言えば、通貨ごとで価値が増えたり減ったりするから、円安・円高になるというのは分かると思うんですけど、為替ってニュースで聞いているだけだと難しく感じますよね。
為替を直感的に理解したいなら、海外旅行をすることです。
例えば、海外で宿泊したり、食事をしたり、買い物をしたり、そういうときに円が安いということは、現地での旅費がその分だけ高くなるということです。
「今は円高だからハワイでブランドものが安く買えるんだよね」と言っている人に出会ったことはないでしょうか。
ただ、ここ数年は海外に行く機会は多くの人はなかったと思うので、為替の影響を実感するのは日々の買い物・外食だと思います。
例えば、小麦や大豆は海外に大きく頼っていますから、円安になると小麦粉や豆腐の値段が上がります。
海外産の果物、例えばオレンジやパイナップルなども値上がりしますね。
海外産を使って単価を安くしているレストランチェーンも、当然値上げをしようとします。
他には、石油も値上がりしていますよね。
石油の値上がりは円安が原因というより、世界中で物の値段が上がっている=インフレーション(略してインフレ)が起きていることが大きいんですけど。
ガソリンスタンドでの1リットルの値段がこれまでに見たことがないぐらい上がっているのは、自動車に乗っている人なら皆さんお気付きのことでしょう。
こうして、円安とインフレによって、海外産を使った商品はダブルパンチで値段が上がっています。
嬉しくない値上がりです。
一方で、円安になって価値が上がっているものもあります。
これは投資をしている人ならよく分かっているものです。
皆さん、何か分かるでしょうか。
はい、海外の金融商品となります。
株でも債権でも不動産でもなんでもいいですが、日本円が安くなり、海外の物の値段が日本から見て上がっているということは、金融商品も例外なく、値段が上がっているわけです。
10%円安になるというのは、ざっくりいえば、10%海外の金融資産の価値が上がっています。
たった半年で、です。
ご存じの通り、日本で銀行に預けても1年間でほんの少ししか利息は付きません。
それと比べて、海外の金融商品に投資をしていたら、半年で10%も価値が上がるなんて凄いことですよね。
私も証券口座を見たら、自分の海外資産が凄い値上がりをしていて、理屈は分かっていても大変驚きました。
結果だけ見たら、海外に投資をしていて大正解ということになります。
ただ、為替ってどういう理由で上下するか、予測するのが凄く難しいんですよね。
株の場合だと、値上がりする理由を内部の立場で分かっていて取引すると捕まるのに、為替がどうなるか分かって取引して捕まる人のニュースを見たことがないことでも分かるかと思います。
そんなわけで、一時的に円安で私の海外資産の価値は上がっているものの、これはたまたまだったなって考えています。
世界に分散投資をしていると、こういうことがよくあるんですよね。
だからこそ、分散投資をしているんですけど。
今日はこんなところです。ではでは!
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