こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】誰のためのトイレ改修? 工事費用を払いたくない義父を説得できるのか?/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
以前、トイレ工事を『義父のため』と書きましたが、義父母二人とも要介護状態なのですから『義母のため』でもあるのではないか?
そう思われるかもしれませんね。
しかし、私がこの家に嫁いでからこの方、義母が洋式トイレを使っているのを見たことはほとんどなく
家でも1階の和式トイレのみを使っていたのです。
洋式トイレに馴染みが薄い義母年代ならではの事情があったのではないでしょうか。
改築を重ね、最終的に今の形となった我が家。
昭和30年代に作られた1階部分を25年前に改築した際、1階のトイレも新しくなりました。
けれどこの時洋式トイレを選択せず、従前のものと同じ和式トイレにしたのはこうした義母の慣習が反映された結果だったのかも知れません。
その上、認知症が進むと義母は『尿意』『便意』が分からなくなりました。
出そうなことも、出ちゃったことも分からない...といった具合です。
足腰の自由が利かなくなると1階の和式トイレの使用が困難になり
紙パンツへの依存度はどんどん高くなっていきました。
しかし、これでいいのかどうなのか?
介護者はアレコレ悩みます。
まぁ、いつ終わるとも知れない在宅介護。
今なら「在宅介護は介護者のやりやすい方法が1番!」と言っちゃいますけどね。
...ちょっと話が逸れましたが...
洋式トイレが使えない。
トイレ自体、行くことがなくなっていた。
今回のトイレ改修を『義母のため』と思わなかったのはそんな事情があったからなのです。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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