【紫色のチャーハン】夫の冒険心が溢れて独創的すぎる「残り物一掃」チャーハン

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:せみ
性別:女性
年齢:44
プロフィール:45歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。

【紫色のチャーハン】夫の冒険心が溢れて独創的すぎる「残り物一掃」チャーハン 88.jpg

夫(45歳)は休日によくご飯を作ってくれます。

ホットケーキや玉子サンドイッチ、おにぎり、ピザ、カレー、焼き豚などをいつも美味しく作ります。

そんな中、先日作ったチャーハンがあまりにも独特でした。

具は細かく刻んだ柴漬け、納豆、卵、ゴマ、魚肉ソーセージ。

出来上がったチャーハンは紫と茶色と薄いピンク色、黄色、白色の混ざり合ったなんとも微妙な色合いです。

「柴漬けも納豆も卵も賞味期限が近かったし、あと、昨日の余ったご飯がたくさんあったから。全部使い切れて良かったでしょ?」

なぜこの具材を選んだのか聞いたところ、そんな答えが返ってきました。

「使い切れたのは助かるけど、白いご飯を温めて、納豆と柴漬けと卵をそのまま添えて出したら良くない?」

「そういう手抜きはしたくない」

なるほど...夫なりのポリシーがあるようです。

私はほぼ毎日ご飯を作っているので、料理に飽きていますし、なるべく手抜きして作ろうと考えています。

一方、夫はたまの休日に料理をするだけなので、手間をかけたり、創意工夫をしたりしたいのかもしれません。

ともあれ、夫が休日に作ってくれた食べ物に文句を言うのは良くないですし、私がたまに作る失敗ご飯も、常に美味しいと言って食べてくれる夫なので、ありがたくこのチャーハンをいただくことにしました。

このチャーハンを見た中学2年生の娘は、さほど驚くでもなく、むしろ好意的で「おーパパが作ったんだ。パパのご飯好き!」と面白がるような反応でした。

純粋にパパの作る料理が好きという気持ちと、以前自分が作った焦げたクッキーを美味しい美味しいと言ってくれたパパへの気遣い、両方が入り混じっていたのかもしれません。

結局、家族3人で昼食にそのチャーハンを食べたのですが、まあまあ普通に食べられる味です。

ちょっと柴漬けの主張が強い気もしましたが、ご飯と具の全体を中華ダシで炒めているので、基本は中華ダシの味でした。

私だったら絶対チャーハンに入れない納豆も、炒めるとあまり糸を引かなくなるのか、そんなに粘り気を感じず、ほとんど味がなかったので、違和感なく食べられました。

以前も何か残りものがあったときに、今回ほどではないものの、割と特殊な組み合わせの具のチャーハンを作っていた気がします。

普段のカレーやサンドイッチ、おにぎりには冒険的な具を入れないのに、なぜかチャーハンだけ独特なのです。

私自身は賞味期限の近いお肉やソーセージや、しおれかけた野菜、残りご飯などが冷蔵庫にたまってくると、それぞれの食材を活かすメニューを考えるのが面倒になってしまいます。

その結果、野菜や肉をまとめて水炊き鍋にして、残りご飯を使って〆におじやを作る傾向があります。

同じような理由で、夫も残りご飯や期限が近い物はまとめてチャーハンにする傾向があるようです。

残り物一掃メニューは私の中では鍋一択でしたが、人によって違うのかなと感じた出来事でした。

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