仕事も家事も全部私!? 生活費の折半を夫に頼んだら...返された一言で芽生えた「ある決心」/くるぴた

皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人"くるぴた"です。

ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。

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仕事も家事も全部私!? 生活費の折半を夫に頼んだら...返された一言で芽生えた「ある決心」/くるぴた taikenki_kurupita19.png

元夫(以下夫)と結婚していた期間は十数年に及びます。

2人とも働いていて、子どもはいません。

贅沢もほとんどしていないし、泊まりがけの旅行もしたことがありません。

普通だったら、そんな状態ならそこそこの貯金ができていると思います。

しかし私たちの場合、貯金はほぼゼロ。

それどころか夫の方には借金がありました。

全ては夫の仕事が上手くいかなくなったのが原因です。

結婚してからしばらくは、毎月家計から食費と光熱費、雑費などを折半して生活していました。

その他の費用は夫が負担する代わりに、家事は全て私が担当しました。

当時は私も在宅の仕事しかしておらず、さほど収入も多くなかったので、それぐらいでバランスが取れていたと思います。

しかし、3年ほど経ってリーマンショックが起こり、一気に経済が冷えました。

夫の仕事も上手く回らなくなったのです。

その辺りから、夫が食費や光熱費などを出し渋るようになりました。

そして半年ほど経った頃に

「すまないが、仕事の調子が良くないから、当分の間生活費を渡すことができない。 少しの間だから何とか堪えて欲しい」

夫にそう言われたのです。

私も夫婦なのだし、協力するのは当たり前だと思って承諾しました。

そして夫が結婚前に買ったマンションに関する出費だけは夫が担当し、それ以外は全て私の担当になりました。

そうなると私も在宅ワークだけでは収入が足りなくてパートに出たり、途中でフルタイムで勤められる仕事に転職したりしました。

それでも家事は私の担当のままなので、だんだん身体がきつくなってきます。

でもいつか必ず夫が仕事で盛り返し、こういう生活が終わるものだと信じて......

しかしいつまでたっても状況は変わりません。

1年経っても、2年経っても、5年経っても、夫の仕事が好調だという話を聞く事はありませんでした。

普通だったら仕事が長い間上手くいかないようだったら、転職を考えると思います。

どうしても辞めたくない仕事なら、せめて副業をしたりして生活費を多少なりとも支えようとするのではないでしょうか。

でも夫には全然そういうことをしようという態度が見えません。

努力をしないのです。

仕事は朝8時に家を出て夕方5時半には帰ってきます。

残業をしている感じでもありません。

早く家に帰ってきたら風呂に入って食事をして、残りは寝るまで全部ゲームの時間です。

そんな暇があるなら、少しでも収入を増やすことを考えたりはしないのか、と問いただしたこともありました。

しかし夫はそんな時ものらりくらりとかわしたり、自分の部屋に戻って大声を上げながら壁を殴ったり蹴ったりして八つ当たり......

その様子を見ると、こちらも言いたいことが言えなくなってきます。

しかも元夫は時が経つにつれ、私にお金を出させることが当たり前だという感覚になってきた様子。

ただでさえこちらの方が生活費を多く負担しているのに、時折 「今月どうしてもローンが払えない、○万円ほど貸して欲しい」 と言い出すようになったのです。

本当に最初の方だけは、貸して欲しいという言い方で、すまなそうな雰囲気もありました。

しかしそれもだんだん「○万円用意してくれ」や「〇〇円払っておいてくれ」などと、返す気がなさそうな言い回しに変わっていきました。

私も在宅ワークとパートはしていましたが、そこまで収入が多いわけではありません。

徐々に自分の給料だけでは足りなくなります。

結局私は結婚前にしていた貯金を500万円ほどと、亡くなった実母が遺してくれた200万円を少しずつ引き出しては夫に渡すようになったのです。

それでも少しずつ目減りしていく自分の通帳を見ながら、何とか結婚生活を維持しようと努めていたつもりなのですが...

夫の方は生活費を出さないからといって、家事を手伝ってくれるわけでもありません。

全部こちら任せです。

働くのも家事も背負うのは自分。

努力して収入を少し増やしても、その分も持っていかれてしまいます。

自分が結婚前に貯めたお金はともかくとして、母が残してくれた貯金まで手をつけるのが忍びなく、将来を考えると悲観的な気分になってしまいます。

このままだと共倒れになってしまう...

ある日夕食の後、自分の部屋に向かおうとする夫に向かって言いました。

「あのね、本当にもうお金が無くて、生活が大変でどうしようもないんだよね。そんな風に家に帰ってきてからゲームばかりやるんだったら、転職するか、何かアルバイトを探すとかして欲しい。 せめて1人が月15万位稼げば、2人なら何とかやっていけると思う。せめそれくらいのことはして、生活費を半分は払って欲しい」

すると夫は

「何をいってるんだ、贅沢言ってるんじゃない。この年になって今更まともな就職口なんかないだろ。金はいつかは何とかなると思う。そこまで我慢すればいいだけだ」

と捨て台詞を吐いて、自分の部屋に入っていきました。

「贅沢言うな」って... この生活のどこが贅沢なのか。

贅沢をしているのは、お金に困っても仕事を選り好みしている夫なのに。

それまでに夫と離婚しようと決意した理由はいくつもあり、いろんな場面で何度も迷ってきました。

だけど贅沢と言う単語が出た瞬間、もうこの人とは相容れない、出会った頃のあの人ではない。

そして一緒にいると、きっと私もダメになる。

絶対にこの家を出よう。

そして離婚しよう。

そう心に決めました。

それだけの決心をさせる力が、この『贅沢』という言葉にはあったのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子も無いアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:離活のためのアラフィフ貯金日記 

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