<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夏子
性別:女性
年齢:45
プロフィール:今年で結婚15年目。郊外の住宅街に住む主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。
我が家は国道に近い住宅街にあります。
もともと畑や田んぼが広がっていた地域でしたが、40~50年くらい前にどんどん家が建ちました。
計画的に一気にできた住宅街ではないので、道が曲がりくねっていたり袋小路になっていたりする箇所が多々あります。
私は運転をしませんが、車で通るときにはかなり気を使うそうです。
道幅が狭いので、対向車がワンボックスカーや宅配業者のトラックだと、すれ違うのも一苦労だと夫は言っていました。
そのような運転しにくい道が多い中で、我が家の少し先にある道は比較的、道幅が広くてカーブが緩めです。
我が家が引っ越してきた当初は広い空き地に挟まれていて、歩行者もほとんどいない道でした。
ただ、車が通りやすいため、国道へ出るときにはその道を使う付近の住民が多いようです。
ところが4年前、その道を挟んでいた広い空き地に建売住宅が10棟以上建ちました。
道に沿って似たデザインの住宅が向かい合わせに建っており、その一画だけ周囲の古い住宅街とは違う雰囲気に。
新しくできた家には、小さい子どもがいる世帯がたくさん引っ越してきました。
住宅街ができたとはいえ、通れなくなったわけではないので相変わらず道の通行量は多めです。
しかし、新しい住宅街では、ほとんどの家庭が子どもを家の前の道で遊ばせています。
ちょっと道の端っこで遊ぶというレベルではなく、道いっぱい使ってサッカーやスケートボードなどをしているのです。
遊具を道の真ん中に放置していなくなることも多々あり、車から降りて遊具を道の端に寄せているドライバーを見かけたことが何度もあります。
近所には公園がいくつかあるので、何でわざわざ車の通行量が多い道で遊ばせるのか不思議に思っていました。
でも、大人たちが道でテニスをしているのを目撃して、危ないなどと気にしない家庭が多いのかと妙に納得してしまいました。
道にコンロや椅子を置いて数世帯でバーベキューをしていたり、夜の10時半くらいに子どもが大勢で道を走り回りながら花火をしていたりすることも。
公道というより住民共同で使える庭という感覚なのでしょう。
道がコの字型になっていたり、行き止まりだったりする場合、住民の車しか通らないことが多いので庭感覚になるのも分かる気がします。
けれどもその住宅街の前は国道への抜ける道になっているので、小さい子どもだけで遊ばせるのは危ないとモヤモヤしていました。
新しい住宅街ができて1年ほどたった頃、その道の入り口と出口に「子ども飛び出し注意」「車での通り抜けご遠慮ください」という看板ができていました。
公道ですし、「生活道路」というよりは「子どもを遊ばせている道路」と思うと身勝手に感じます。
ただ、新しい住民から見ると、通り抜けするドライバーたちの方が危険に見えたのかも、とも思います。
車でその道を利用しないようにしていますが、看板を見るたびにちょっとモヤモヤしてしまいます。
人気記事: 《漫画》新婦を差し置いて「この子にもドレス着せて」!? 結婚式場で見た義母と義妹の仰天行動<前編>
人気記事: 《漫画》「マスクちょうだい」と厚かましい友だちが毎日娘につきまとう! え、親も共犯!?<前編>
人気記事: この感謝の思い...届け! コロナ対策中のスーパーのレジでの「思わぬほっこり♪」《なとみみわ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。