<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女性
年齢:52
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる52歳の自営業。
高校生の頃から視力が悪くなり、卒業して就職する際にはコンタクトレンズを着用していました。
その後も順調(?)に視力は落ちていき、5年前の病気療養中にパソコンとスマホをやり過ぎて、とうとう0.01以下になってしまいました。
仕事を再開してからはパソコンとスマホの使用頻度も少なくなり、何とか現状維持していると思います。
そんな私の唯一と言っていい趣味は、皮肉なことに読書です。
小学生の頃からの趣味で、これだけはやめようとか時間を減らそうとか思えません。
夜、寝る前には少しの時間でも読みますし、休みの日にはありったけの時間を使って読むのが当たり前でした。
母も読書が好きで、一緒に図書館に通い、良かった本の情報交換も日常的にしています。
老眼はあっても視力は悪くない母ですが、数年前から「目が疲れやすくて思うように本が読めなくなってきた」と口にするようになりました。
目が疲れている自覚はないのだけれど、読み始めて30分くらいたつと目の周りの筋肉が固まったように感じて、ひと休みしてマッサージなどをしないと読むのが辛くなってくるようです。
私も目が悪いため、疲れを感じることはあります。
でも、読めなくなる感覚は分からなくて「へぇ~そうなんだ」と、生返事をして何となく聞き流していました。
ところが、2021年の11月頃から、母の言っていたことが分かるようになりました。
いつもと変わらず休みの日に「読むぞ!」と気合いを入れて本に向かったある日。
まだ2時間くらいなのに目がジーンとし始めました。
「おかしいな?」と思いながら読み続けていましたが、文字を追うのがキツイ。
仕方なく読むのを中断してこめかみや目の間をマッサージしました。
同じことを何度か繰り返しましたが、その日は特別に疲れていたのだと都合よく考えていました。
しかし、そうではなかったのです。
それ以降は毎回、2時間くらい読書をすると目がジーンとしてしまい、酷いときには目の奥に軽い痛みを感じるようになってきたのです。
眼科に行ってみたところ、疲れ目で問題はないと言われましたが、医師に「年齢的にも今までと同じように酷使しちゃダメ」と言われたのがショックでした。
52歳という年齢を考えれば納得の言葉ですが、改めて突き付けられると複雑。
「酷使してないもん」とささやかに抵抗して長時間の読書を試みてみたものの、仕舞にはコンタクトレンズも乾いてしまい、読書どころではありません。
現実は残酷でした。
ようやくあきらめて読書は短時間に区切り、目を休めるため温めたりマッサージをしたりするようにしました。
読みたい気持ちに目が付いてきてくれなくなったことを実感して、自分も年をとって来たなと改めて感じています。
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