＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：濃姫
性別：女
年齢：44
プロフィール：夫（47歳）、娘（18歳）、息子（13歳）と愛犬ポメラニアンが家族。夫の実家で義父（72歳）と義母（69歳）と半同居。
我が家は夫（47歳）、18歳の娘、13歳の息子の4人家族で、夫の実家で義父（72歳）と義母（69歳）と半同居生活をしています。
自宅1階は義父と義兄（47歳）が営む中華レストラン、2階は義父母の生活スペース、3階が私たち家族の生活スペースになっています。
2021年12月初旬に夫がお風呂に入っているとき、夫の携帯を見て、女性から届いたラブラブなメッセージや、夫と女性のツーショットの画像を見つけました。
以前から夫に対して浮気疑惑を抱いていましたが、証拠がなくモヤモヤしていたので、携帯の中身を見た時は「やっぱりクロだったんだ」と納得。
その反面、想像以上にショックを受けたのです。
すぐにでも夫と話し合いたかったのですが、夫の携帯を無断で見たことを白状しなくてはいけないことや、もしも離婚となったら離婚後の生活のことなどを考えてしまいました。
そして、なかなか話し合いができないまま新年を迎えました。
「このまま見なかったことにしようか」
気持ちに迷いが生じ始めていた矢先、1月2日に夫から言われたことで事態が変わりました。
「久しぶりに大学時代の友だちから連絡が来て、ゆっくり温泉でも行ってくるよ」
急に泊りがけの旅行に...？
すぐに彼女と温泉に行くのだと確信した私は、出かける夫を見送りながら「離婚になっても構わないから白黒はっきりさせよう」と腹を決めたのです。
温泉旅行から帰ってきた夫に携帯を黙って見たことを白状し、彼女の存在を知っている事実を突き付けました。
最初は突然のことにうろたえて、しどろもどろになっていた夫ですが、少し時間がたつと持ち前の饒舌さを取り戻しました。
女性はあくまでも飲み屋の女性で、ラブラブメッセージは彼女の営業手法、写真はみんなで飲んでいるときにたまたまツーショットで撮ったものだと言い張りました。
夫はいつも自分がやましいと逆ギレし、話の矛先を変えてうやむやにします。
案の定、このときも私が携帯を盗み見したことに逆ギレし始めたのです。
いつもなら夫の剣幕に負けて黙ってしまうのですが、この時は今までのモヤモヤした気持ちが爆発しました。
「携帯を勝手に見たことは悪いけれど、私や子どもたちが外出すると嫌みったらしく、コロナを持って帰ってくるなって言うくせに、自分は飲んで遅くに帰ってきたり、休みも朝から夜遅くまで出かけたりして変だと思ったから、つい見てしまったのよ！ 疑われるような行動をするあなたも悪いんじゃないの？」
反論すると夫は開き直りました。
「勝手に疑われて携帯まで見られて何で俺が悪いんだよ！ いい加減にしてくれよ。そんなに俺が信用できないなのか？」
言い合いはヒートアップして、2階の義父母にも聞こえたようで、義父が様子を見にやってきました。
その場は義父の仲裁で一旦収まりましたが、反省もなく謝りもせず、誤魔化し通そうとする夫に対して嫌悪感ばかりが湧いてきます。
近いうちに離婚の2文字を夫に突き付けようと決めました。
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