みなさんこんにちは! ワフウフです。
姉・なーにゃんと2人で認知症になった母・あーちゃんの介護をしています。
【前回】認知症の母の診察室に現れて「的外れな自分語り」をする父...白ける空気/ワフウフ
【最初から読む】貸し金庫の現金が消えた!? 毒親だった母の認知症疑い/ワフウフ
当時、母は自宅で父・たんたんと暮らしていました。
しかし、父は介護に全く協力的ではなく母が服薬も食事もまともに出来ていなかったことや、認知症になった母から母名義の預金などを取り上げようとして常軌を逸した行動を取るようになったため、姉とワフウフはやむなく母を老人ホームへ入れることを決めました。
何がしたかったのか、わざわざ母の認知症の病院の診察へ付いて来た父。
しかし、事情を知っている先生から冷たい対応をされて何も出来ずにすごすごと診察室を出る事になりました。
父と一緒に診察室を出ようとしていたワフウフに、先生がすごい勢いで手招きします。
ワフウフが診察室に戻ると、先生は父の前とは打って変わってニコニコしながら
「次の診察はいつにしますか? これからは施設の方で診てもらう?」
と、聞いてきました。
と言うともっとニコニコしながら次の診察予約の日を決めて下さいました。
実は、母の決心はまだついていなかったものの、契約時に老人ホーム入居の日は決めており、認知症の病院の次の診察日は入居後でした。
父には老人ホームのことは言わずに夜逃げのように引っ越すつもりだったので、次の診察日を知られたくなかったのです。
どうやら先生はそういう事情も考えた上で、父の前で次回診察の予約を取らないように配慮してくださったようです。
そして、
と、改めて母の老人ホーム入居を強く勧めてくださいました。
ワフウフが先生とのお話を終えて診察室から出ると、父と話していた看護師さんがすうっと離れていきました。
姉が言うには、診察室を出ると看護師さんがやけに優しく父にパーキンソン症状のことを聞いてきたそうです。
どうやら看護師さんは、ワフウフが診察室に残った事に父が気づかないように、診察室の前に立って父の目線を遮りながら父に話しかけて下さったようでした。
認知症になった母への対応だけでもいっぱいいっぱいだったのに、さらに父への対応に苦慮していたこの頃、ただのいち認知症患者とその家族である姉とワフウフをこんなにも細やかな配慮で助けてくださった病院の先生とスタッフの皆さんには感謝してもしきれません。
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