<この体験記を書いた人>
ペンネーム:けんけん
性別:女
年齢:50
プロフィール:実母(79歳)息子(12歳)の三人で、ちょっと田舎に暮らしています。
私には霊感はありませんが、周りには見えないモノたちがたくさんいると思っています。
今から23、4年前、我が家で体験した話です。
1階の一番奥に2階へと続く階段がありました。
この階段の外側には、お地蔵様がお祀りされていて、その近くには昔使用していた井戸もありました。
それが関係あるのかないのか分かりませんが、よく不思議な体験をしました。
当時、私は夜中の12時頃に会社から帰宅し、深夜2時か3時頃に寝るような生活をしていました。
ある日の夜、そろそろ寝ようと2階の自室へ行こうとしたら「こんばんは!」と若い女の人の声がハッキリと聞こえたのです。
明るい声でした。
びっくりして時計を見ると夜中の2時!
間違いなく返事をしてはいけない相手だ、ということだけはなんとなく分かり、返事はしませんでした。
翌日、母(現在79歳)にこのことを話すと「私も違う日に聞いた!」というのです。
母も私と同じように考えたようで、返事はしていないとのことでした。
返事をしていたらどうなっていたのか...考えると怖くなります。
その他にも、家に誰もいないのに人の気配がするのはしょっちゅう。
我が家には目に見えない何かが住んでいたのかもしれません。
また、今から17、8年ぐらい前のことです。
その頃、家から車で5分ほど離れた場所で、母が持ち帰り専門のお店を営んでいました。
甥(現在21歳)がよくお店に遊びに来ていたのですが、その日は母と私が店舗で開店準備をしている間、甥は店舗の周りをぐるぐる走り回って遊んでいました。
丁度、店舗の裏手に甥が回ったぐらいのとき、女性の声で「危ないよ」と声が聞こえたそうです。
裏にビニールハウスがあるのですが、きっとそこで誰かが作業をしていて、甥が危なく見えて声を掛けてくれたのでしょう。
母が「御礼を言いに行っておいで」と言うので、建物裏に行ったのですが、そこでは甥が一人遊んでいるだけで周りには誰もいませんでした。
甥に「誰かいなかった?」と聞くと「誰もいないよ」といいます。
えぇ! と心の中で思いつつ、甥には「そうなんや」と言いながら店舗に戻りました。
母に「誰もいなかった」と言うと「えぇー! 『危ないよ』って女の人が言いはったやんな?」と信じられない様子。
二人でおかしいなと話をしていました。
甥のことが気になって、見えないモノが注意してくれたのかもしれません。
この店舗の周りでは、人影があっても外に出たら誰もいないことは一度や二度ではないぐらいありました。
声だけで姿が見えないモノたち。
怖い気もしますし、その姿は見ない方がいいのかもと思います。
関連の体験記:誰もいないのに開くドア。訪問先で亡くなった家族の正体を知って絶句した介護士時代の不思議体験
関連の体験記:「もう一人の私がどこかにいる...?」いないはずの私が映画館にいた、数々の証言
関連の体験記:欠勤理由は「幽霊が出た」「盗聴器が100個見つかった」!? 部下全員が唖然とした不思議ちゃん上司
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。