<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:40代の主婦です。
私の実家のある地域は、昔は子どもが多かったのですが、今は老人の多い地域となっています。
実家には70代の両親が二人で暮らしており、そのすぐ裏には80代のお婆さんが50代の娘さん夫婦と一緒に暮らしています。
そのお婆さんは10年ほど前に事故で息子さんを亡くしてから荒れており、近所に住む住人たちは少し距離を置いて見守っていました。
荒れている、というのは例えば、早朝のまだ暗い時間にお婆さんが一人で大きな声で怒鳴りながら町内を歩き回ったり、心配して声をかけると大声で怒鳴られたりする、といった具合です。
初めは大声を出す程度だったのですが、しばらくするとあちこちの家に空き缶やゴミなどを投げ入れるようになりました。
私の実家はお婆さんの家のすぐ近くなので、毎日のようにゴミが投げ入れらています。
私の両親は息子さんを亡くしたお婆さんに同情しており、毎朝、庭に投げ入れられる生ゴミを黙って片付けていました。
しかし、毎日のように続く被害に私は我慢できなくなり、おばあさんの家を訪ねて同居している娘さんに現状を話して、どうにか対策してほしいと伝えました。
ところが、これがおばあさんの逆鱗に触れてしまったのです。
娘さんに話をした翌日の早朝、実家の裏庭に植えられた桃の木が折られ、折った枝は車の上に投げ込まれていました。
翌日には車に落書きも...。
これまでの経緯から考えると、お婆さんの仕業だとすぐ思いました。
しかし、80代のお婆さんが木を折れるのだろうか...と疑問に思い、裏庭とガレージに監視カメラを取り付けたのです。
近所の方には声をかけ、監視カメラありの警告文もつけました。
すると、すぐに裏庭の木の枝を折るお婆さんの映像が確認できました。
軽々とした80代の身のこなしに腹が立つやら感心するやら...。
とにかく解決したいと考え、交番のお巡りさんに相談してみたところ、見回りをしてくれることになりました。
お巡りさんが見回りをしてくれている間は被害は落ち着くのですが、お巡りさんが見回りをやめてしばらくするとすぐに始まります。
車庫にはシャッターを取り付け、庭木の多くは小さく剪定しました。
それでもゴミを投げ込まれるなどの被害は続いています。
両親もストレスを感じており、私も我慢の限界でしたが、なかなか解決策が見つかりません。
夏の暑い時期と冬の寒い時期は、お婆さんの外出回数が減るのか被害は落ち着くのですが、それ以外の季節はずっと我慢し続けています。
近所の住人とのトラブル解決の難しさを痛感し、安易にお婆さんの娘さんに話しに行ってしまった自分を悔いています。
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