<この体験記を書いた人>
ペンネーム:けんけん
性別:女
年齢:50
プロフィール:実母(79歳)息子(12歳)の三人で、ちょっと田舎に暮らしています。
コロナ禍になってから、引きこもりかというぐらい家から出ない母(79歳)。
春に腰椎圧迫骨折をしてオーダーメイドのコルセットを付ける必要があったのですが、ほぼせずに過ごしたため、冬には坐骨神経痛になってしまい辛そうです。
体調面の不調とリンクしているのか分かりませんが、最近の母は自分の考え方を押しつけてきたり、思いやりに欠けた言動をとったりすることが多くなりました。
娘の私を含め、他人の話や意見を聞く気がなく、自分の意見に固執していると感じるのです。
例えば他県の大学に通う甥(21歳)とのことです。
甥は下宿先で彼女と同棲しているのですが、甥の親である兄(53歳)夫婦は、大学卒業までは籍を入れないように本人に言っており、甥もそれに納得していました。
それに対して母は文句をつけるのです。
「一緒に住んでいる彼女にしたら、一緒になりたいやろうから、早く籍入れたり」
「いつ結婚式挙げるの?」
「子どもができたら、どうするの?」
甥が来るたびにそうやって炊きつけるような話をします。
「兄ちゃんとこが、大学卒業するまでは籍を入れるなって言うてるやんから、それで良いんやないの。〇〇(甥)に言うたりなや」
「それじゃ彼女がかわいそうや」
その一点張りで、私の忠告など聞きやしません。
甥も「今はそんな考えは古いで」と言い返すのですが、甥が来るたびに毎回同じことを言うので、甥は少々嫌気がさしているようです。
甥の意見を尊重してほしいのですが、母は全く考えが変えられないようです。
また、母が圧迫骨折してから私が料理を作っていますが、「食べれるもんを作ってや」と毎回言われます。
私の味付けが悪いのか、母の口に合わないのか、母の体調が悪くなって味の好みや感じ方が以前と変わったのかよく分かりませんが、料理の味自体は変なものではないと思うのです。
先日も甥が来ているときの昼ご飯で、焼きうどんを作ったのですが、案の定文句を言われました。
「味付けが辛すぎる。こんなん食べてたら肝臓がやられるで」
「なんで途中で味みぃひんの?」
「もう、いらんわ!」
私的には辛くもないし...と思っていたら、かたわらで寝ていた甥が口を出しました。
「焼きうどん? ちょっとちょうだい。うん? 辛くないで」
そう言って母の分を食べてしまいました。
そんなことがあっても、母は「自分の舌が正しい」と考えを譲りません。
そして、私の料理は食べず、お菓子ばかり食べておなか一杯になったと言います。
そんな調子が数カ月続いているので、病院の血液検査で栄養が足りてないと言われてしまいました。
「食べられないから仕方ないやろ」と母は言うのですが、食事を摂らないので立っていても座っていてもフラフラして、歩くのも困難になるほどなので、放ってはおけません。
栄養が足りていないので、とりあえず高栄養食を2本摂って補ってくださいとお医者さんに言われました。
高齢になると、自分の考えを変えられないのでしょうか。
周りが困るような意思を貫くのはやめてほしいとモヤモヤします。
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