<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ラズべリージャム
性別:女
年齢:52
プロフィール:2匹の愛猫に癒される日々を送っています。50代にして再就職するアクティブ主婦です。
我が家には黒猫と茶トラの2匹の猫がいます。
どちらも雑種の猫ですが、いつも人間の行動を見ており、とても観察力に優れています。
特に黒猫は頭がよく、毎朝夫を起こしに行き「おはよう」とあいさつ。
そして一緒にトイレに入るのが日課です。
2匹とも食欲が旺盛で、食べ物に関してかなりの貪欲さがあります。
いつも私は猫の餌を梅酒をつけるような瓶(蓋の赤いよくあるタイプ)に入れて保管していたのですが、あるとき、そういえば餌の蓋がいつも落ちているなぁと気づきました。
最初は「あら、締め忘れちゃったなあ」程度にしか思っていませんでした。
そんなある日、ガサガサ音がしていたので何気なくのぞいてみると、黒猫がびっくりする行動をしていたのです。
餌の入っている瓶を後ろ足で抱えて、前足で赤い蓋を回しているではありませんか!
漫画みたいな光景で爆笑してしまいました。
まさか猫にこんな行動ができると思っていなかったのでびっくりです。
3キロ入るタイプのちょっと大きめの瓶だったのですが、器用に後ろ足で瓶を抱え込んで前足で蓋を抱えてねじっているんです。
あまりの面白さに怒ることもできません。
餌は中蓋をしてあったので食べられることはありませんでしたが、私の餌の瓶を開ける行動をじっと見ているんだなあと驚きしかありませんでした。
すぐに猫がやめてしまったので写真に撮ることができずに残念でした。
夫が帰宅してから「クロが餌の瓶を回して開けていたよ」と伝えたのですが、猫にそんな行動ができるわけないじゃんと一笑され、信じてもらえずじまい。
ですがある日、夫が自分の食べ物を購入して蓋つきの瓶に移し替えていたときのことです。
テーブルの上に置いてあったので「猫が開けるからしまったほうがいいよ」と注意したのですが、瓶を開けることを信じない夫は「こんな瓶が猫に開けられるわけないだろ!」とそのまま放置。
確かに、しっかり閉まる蓋でしたので大丈夫かなと思いながらそのままにして出かけてしまいました。
しかし外出から帰ってきたら、案の定瓶の蓋が転がっており、中は空に。
夫は驚いて「あれ本当だったんだ...」とようやく信じてくれました。
それ以降 蓋を回すタイプの瓶はうちでは御法度となり、猫が絶対に開けることのできないロックタイプの瓶にすべて変えることに。
しかし最近、黒猫はまた新たな技を覚えてしまいました。
冷蔵庫を開けて、保管してある猫のおやつを勝手に食べるようになったのです!
瓶が開けられないとわかったら、今度は冷蔵庫を開けるとは...。
赤ちゃん用のロックバンドを付けても、器用に外してしまいます。
頭をかかえた我が家の解決策は、冷蔵庫・冷凍庫すべての扉にガムテープを貼り付け、猫の力では絶対にはがせないようにすることしかありませんでした。
力技です...。
我が家にある3台の冷蔵庫は、すべてガムテープでしっかり貼られています。
最近では猫に行動をチェックされないように、飼い主はこっそり食べ物をしまうようにしています。
人間の食べ物は猫には毒ですからね!
どんどん賢くなる猫に悩みながらも感心する毎日です。
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