<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こまめ
性別:女
年齢:49
プロフィール:夫婦2人暮らしの49才在宅パート主婦です。不思議体験はいろいろありますが、近年で衝撃だった体験を聞いてください。
2019年、今から2年前の蒸し暑い夏の夜のことです。
その日はなんだか寝苦しく、何度も寝返りを打ちながらベッドで横になっていました。
北海道なので、日中はいくら暑くても夜には涼しくなるのはずことが多いのですが「猛暑の影響なのかな」と思いながらもやっとなんとかうとうとしてきました。
少したった頃、ふいに右に寝返りを打ちました。
何気なくうっすら目を開けると、いつもは主人の上着等が掛けてあるラックの場所に、真っ赤なお札がびっしり貼ってある祭壇が目に入ったのです!
うとうとしていたため頭がはっきりしておらず「は?」思うことしかできなかった私。
そして、きっと気のせい、見なかったことにしようともう一度目をつぶりました。
しばらく目をつぶったまま眠ろうとしましたが、とにかく寝苦しいのです。
見間違い見間違いと自分に言い聞かせていたのですが、やはり気になってうっすら目を開けてみると、やはりさっきの祭壇があるのです。
びっしり並んだ真っ赤なお札になにやら文字が書いてあり「うわぁ...!」と思った瞬間、金縛りにあい、身動きが取れなくなりました。
目は開いたまま、閉じることはできません。
だんだんと息もしづらくなっていきます。
すると「ヘビガミニツカエヨ」と声がしました。
耳で聞くというより、頭に響く感じです。
訳が分からず、頭に浮かぶのは、数年前に読んだ蛇神について書かれた小説。
そのお話の中では、旧家の古い手鏡を覗くと、蛇神の妻として魂が鏡の向こうの世界に行ってしまうというものでした。
私はすでに人妻ですから、蛇神の妻にはなれないわ! と思い、声は出ずとも「お断りします!」と強く思いました。
その間も身体はぴくりとも動かず、息もどんどん苦しくなって...。
どうしようと思っていると、急に今までに感じたことのない強い尿意を感じました。
このままでは、ベッドの中で失禁してしまう! もはや蛇神どころではない!
漏れる! とまたもや強く思ったとき、おへそ周りに力が入り、金縛りが解けました。
私は祭壇のほうには脇目もふらず、トイレへダッシュ!
無事に間に合い、寝室へ戻ってみると、祭壇などなく、いつもの寝室に戻っていました。
そのあとは、なぜかすぐに眠れて朝を迎えることができました。
寝ぼけていたにしては、目を開けたままの金縛りや真っ赤なお札はあまりにリアルでした。
いまだにあれが何だったのかは分かりません。
その頃は、よく龍神についてのネット記事や本を読んでいて「あ。龍神って身体は蛇だわ」と思ったのを覚えています。
でも一番不思議なのは、謎の尿意。
特に水分を多く取っていた訳でもなく、急激な尿意で起きるなんて、今までに経験したことがありませんでした。
結果、金縛りはとけ、トイレにも間に合いましたが、お腹に力を入れると、ふわっとした訳の分からないものには対抗できるものなのだなって、身体のチカラにびっくりしています。
横で寝ていた主人(50歳)は一切気づいておらず、真っ赤なお札や祭壇を見たのも、金縛りにあったのも私だけでした。
ともあれ、夫婦共に何ごともなく無事でよかったです。
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