<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:52
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる52歳の自営業。
8年前から付き合っている3歳年上のパートナーの新しい趣味にモヤモヤしています。
彼は移り気なタイプで、今までも家庭菜園などにハマっては中途半端に放り出してきました。
きっと、閃いたら行動したくなるタイプなのだと思います。
私も似たようなところがあるので、それ自体は問題ではないのですが、なぜかこの3年ほどハマるのは、私が興味を持てない趣味ばかり。
その都度、熱量の差に悩まされてきました。
そんな彼が最近ハマったのが「社交ダンス」です。
コロナ禍で家にこもる日が続いていた頃、「老後でもできそうな趣味を見つけないとな」と言っていたので、(今度は何が来る?)と身構えていたのですが、社交ダンスは想定外でした。
集合住宅のご近所さんの影響を受けたそうです。
ご近所さんは70歳くらいの男性で、あいさつがてらいろいろ話をするようになり、趣味の社交ダンスの話題が出たとのこと。
「60歳で会社を定年退職してから始めた趣味のお陰で足腰も丈夫だし、人と会話する機会もあって良かった」
そんな言葉が決定打になったと聞きました。
早速、彼は自分も始めることを決め、ご近所さんの通っているサークルに入れてもらいました。
コロナが落ち着いてサークル活動が再開したばかりで、張り切っている皆さんに歓迎されて大喜びの彼。
どんな様子か嬉々として話してくれるのを私も喜んで聞いていたのですが、喜びは長くは続きませんでした。
想像のつくことですが、サークル内の彼以外のメンバーは65歳以上の方ばかり。
初心者の彼の練習熱に付き合おうにも体力と時間に限界があります。
そこでお鉢が回ってきたのが私。
一緒に自主練しようと半ば強引に付き合わされることになったのです。
考えてみれば、いつもの流れなのですが、火の粉が飛んでくるとは思わず喜んでいた自分の学習能力のなさを呪いました。
仕方なく自主練に応じたものの、そもそも興味もやる気もないので、基本のステップすらなかなか覚えられません。
一度他のステップをやってしまうと、前のステップはどこへやら。
「足元を見ないで」なんて言われても足を踏んでしまうのがオチです。
ダンス音楽のCDまで借りてきて流してくれますが、返って煩い。
そんなこんなで、最初は笑っていた彼も、3回、4回と自主練を重ねるごとに不満顔になってきました。
地味ながらもサークルでレベルアップしているせいもあり、この頃では「ちゃんとやろうよ」「もっと気持ちを入れようよ」などとつぶやかれています。
言いたくなるのも分かりますがなんだかもうウンザリしてしまっています。
言葉通り「老後の趣味」になったらと考えると笑うに笑えません。
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