＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：濃姫
性別：女
年齢：44
プロフィール：夫（47歳）と高校生、中学生の子どもの4人家族。夫の実家のレストランを手伝いながら、義父母と半同居をしている。
コロナ禍になる前、会社員の夫（47歳）は、平日に家で食事をするのは朝ごはんだけのことがほとんど。
それがコロナ禍でテレワーク主体となると、朝、昼、晩と家で食事をするようになりました。
しかも会社に出勤するのは、1週間のうちに1日だけ。
私は自宅の1階にある義父（72歳）と義兄（47歳）が営む中華レストランで、朝9時半から午後3時半までお店を手伝っていて、夫の昼食を作る時間はありません。
調理師の義父や義兄と違い、一切料理を作ることができない夫のために、昼食用にパンやインスタント、冷凍食品などを用意しておきました。
ところが、コロナ禍が長引くと、夫が文句を言うようになりました。
「毎日、パンやインスタントじゃ夕飯まで腹持ちがしないんだよな」
「だったら、簡単な物ぐらい自分で作って食べればいいじゃない！ 私だって仕事をしてるのよ」
「自分で作っていたら昼休憩の時間がなくなっちゃうじゃないか！ 子どもたちに作っている弁当を俺の分も作っておけばいいでしょ」
夫の言い方にカチンときて言い返しました。
「簡単に言うけど、子どもたちの食の好みとパパの好みは全く違うから！ 子どもたちのお弁当のおかずを置いておいてもパパはほとんど食べられないよ！ インスタントが嫌なときは、好きな物をコンビニで買ってきたら？」
けっこうきついことを言ったのに、夫も引きません。
「わざわざコンビニに行くのも面倒だし、一品ぐらい多く作ることもできないの？ 何も特別な料理を作ってとは言ってないんだから」
夫は一度文句を言いだすとしつこく言い続ける人なので、仕方なく翌日から娘（18歳）と息子（13歳）のお弁当を作るときに、夫の昼用のおかずを作っておくようにしたのです。
数日後、レストランのランチタイムが終わりスマホを見ると、夫からLINEが送られてきました。
「今日はおかずが少なくて足りなかったから、何か他に食べる物ない？」
「無視ですか？」
「小腹が空いて仕事に集中できない」
「何もないなら何か買ってきて」
そんなLINEがじゃんじゃん送られてきていました。
仕事中で返信できないことぐらい分からないのでしょうか？
昼食は私が用意をすることが当たり前だと思っているうえに、おやつまで用意しろという夫。
どこまで世話をしないといけないのでしょう？
最近、この状態が続き、定年後の生活のことを想像するだけでゾッとして、夫に対してのモヤモヤが膨らみ続けています。
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