<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。少し間までは出張が多い職場でした。
私は52歳の兼業主婦です。
今でこそ出張は減りましたが、数年前までは私も月に2回ほどは泊りがけの出張があり、よく飛行機や新幹線を使っていました。
これは3年ほど前の話なのですが、私はそのとき、東京に出張に行っていました。
泊りではなく、少し遅い時間の新幹線を使って日帰りする予定で、時期的にはちょうど連休の間の平日。
混み合う可能性があるなと、東京出張に慣れていた私はインターネットで早めに指定席の切符を買い、当日はゆったり座って帰ろうと思っていました。
しかし、仕事が終わり「さぁ帰ろう」と予定していた時刻の新幹線に乗り込むと、私の席に5歳くらいの少年がすでに座っていました。
少年の両端には親らしき20代男女も座っています。
私は「号車や席を間違ったかな...?」とチケットを何度か見直しましたが、どう見返してみてもチケットには、少年が座っている三人掛けの真ん中の席の号車と番号が印字されていました。
私は向こうが間違っているのかも知れないと思い切って「すみません。そこ私の席のようなんですが?」と話しかけました。
すると右側に座っていた母親らしき人物が私の方をキッと見て「嘘やろ、普通両隣の席が予約されとったら、真ん中の席とか予約せんことない? うちら親子なんやから空気読んでよ」と言い返されました。
私は一瞬何を言われたのか分からなかったのですが、要するに、この親は三人掛け席のうち両端の二席だけを予約し、真ん中の席にタダで子供を座せる予定だったのでしょう。
それなのに、私がその真ん中の席を知らずに購入してしまったということだろうという結論にたどり着きました。
しかし、何度か瞬きを繰り返しながらその答えにたどり着いたまではいいのですが、そうなると余計に「この人たち何言ってるの?」と愕然としてしまいました。
結局私は夜も更けてきた時間だったこともあり、旅行かなにか分かりませんが移動で疲れているのか、うつらうつらしている幼い子どもをどかしてまでそこに座るということもできず、新幹線は発車してしまいました。
幸いにもわりとすぐに切符を確認しに来た車掌さんに事情を話して助けを求めると、車掌さんはその両親に注意をしてくれましたが、私と同様、子どもを無理に移動させるのが忍びなかったのでしょう。
追加料金をきちんと支払うように言い渡し、私には別車両の席を案内してくれました。
車掌さんのおかげで、私は一応ゆったりと座りながら帰ることができたのですが、あの親子には本当にイラっとしました。
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